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立て続けの双子出産で下半身麻痺、産婦に温情続く

立て続けの双子出産で下半身麻痺、産婦に温情続く

Posted March. 20, 2023 08:38,   

Updated March. 20, 2023 08:38

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忠清北道清州市(チュンチョンブクド・チョンジュシ)で双子を出産した30代の産婦が、下半身麻痺の症状を見せるというニュースが伝わり、地域社会から温情の手が続いている。

清州市西原区(チョンジュシ・ソウォング)に住むソン・ヌリさん(36)は7日、清州の産婦人科で帝王切開で、二卵性双生児のハジュン君(2.6キロ)とイェジュン君(2.4キロ)を1分おきに出産した。ソン氏は、2020年4月も息子の双子を産んだことがある。双子の連続出産は、10万分の1の確率であるほど珍しいという。

しかし、その喜びは長続きしなかった。ソンさんは7日、出産直後に下半身麻痺の症状が現れた。ソンさんの夫のイ・イェウォンさん(36)は東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「妻は出産3カ月前から痛みを感じていたが、当時は双子の妊娠のせいだと思っていた」とし、「胸椎の中に膿がたまって骨折が発生したが、骨折で脊髄が神経を押さえ、下半身麻痺が発生した」と話した。

ソンさんは出産当日、清州の忠北(チュンブク)大学病院で胸椎固定手術を受けて回復中だ。退院後は、再び歩くためにリハビリ病院でリハビリに専念する計画だ。通っていた農資材会社に育児休職を申請したイ氏は、「両親と義父、義母が交互に育児を引き受けることにした」と話した。

ソン氏の厳しい事情が知られ、地域社会の温情が集まっている。清州市はまず、160万ウォンの緊急生計費を支援した。夫婦の管轄行政福祉センターは、粉ミルクなど子育て用品を支援することにした。清州市の公務員たちは、19日から独自の募金を始め、地域通貨の清州ペイのアプリを通じた特別募金も27日から行う計画だ。清州市の李範錫(イ・ボムソク)市長は、「立て続けに双子を出産した家族が、困難を克服できるよう、市の福祉力量を総動員する」と話した。


張基祐 straw825@donga.com