「最後の官選ソウル市長」崔秉烈・元ハンナラ党代表が死去

崔秉烈（チェ・ビョンリョル）元ハンナラ党（現「国民の力」）代表（写真）が２日、死去した。８４歳だった。慶尚南道山清（キョンサンナムド・サンチョン）出身の崔氏は、釜山（プサン）高校、ソウル大法学部行政学科を卒業した。

崔氏は１９８５年、第１２代総選挙の全国区で民主正義党から出馬し、政界入りした。その後、盧泰愚（ノ・テウ）政府で大統領政務首席秘書官を経て、文化公報部長官、初代公報処長官、労働部長官などを歴任した。１９９４年、金泳三（キム・ヨンサム）政府で最後の官選ソウル市長を務めた。また、国会議員（当選４回）だった２００２年、ハンナラ党の大統領候補を選ぶ党内選挙に出馬した。２００３年、最大野党だったハンナラ党代表に選出され、大統領選敗北後、党内の混乱収拾に力を入れた。

２００３年、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領側近不正特検の拒否に抗議し、１０日間ハンストを行った。同年、盧氏に対する国会弾劾訴追案可決を主導したが、政治的逆風を迎え、翌年の総選挙で政治の一線から退いた。崔氏は、政界に入る前、韓国日報の記者を経て、朝鮮日報政治部長と編集局長を務めた。殯（ひん）所（出棺まで棺を安置しておく場所）は、サムスンソウル病院、出棺は４日午後。０２－３４１０－６９１５


姜炅石 coolup@donga.com