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「言葉だけの対話」の文大統領と「安倍式踏襲」の菅氏、韓日関係から手を引いたか

「言葉だけの対話」の文大統領と「安倍式踏襲」の菅氏、韓日関係から手を引いたか

Posted August. 16, 2021 08:21,   

Updated August. 16, 2021 08:21

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する76回目の「光復節」の式典で演説し、旧日本軍慰安婦や徴用工に関する直接的な言及なく、「歴史問題は国際社会の普遍的な価値と基準に合った行動と実践で解決していく」と述べた。日本に対しては「対話の扉をいつでも開いている」と強調した。菅義偉首相は全国戦没者追悼式で、過去の日本の侵略責任についての言及はなく、安倍晋三前首相が昨年主張した「積極的平和主義」による国際的役割を掲げた。

今年の韓日首脳の8・15メッセージは、なかなか改善の糸口を見いだせない両国関係の現住所を如実に示す。文氏には韓日関係の改善に向けた具体的構想や提案もなく、菅氏にはむしろ傲慢な右傾化の雰囲気だけが漂った。先月の東京五輪・パラリンピックの開会式を機に推進した文氏の訪日と韓日首脳会談が実現せず、その後韓国と日本が互いへの期待をあきらめたようなムードだけが感じられる。

文氏には今回が任期最後の光復節の演説なので、国交正常化以来最悪という韓日関係の転換点のための提案を期待した。2017年の就任以来、日本の過去の反省を求める強硬な主張を続けた文氏だが、昨年からそのトーンを和らげ、対話による関係回復に重きを置いてきた。今回、文氏は民世(ミンセ)・安在鴻(アン・ジェホン)先生の解放翌日の演説を紹介し、「包容的歴史意識」を強調したが、虚しい原則的なメッセージにとどまった。

 

菅氏には関係改善の意欲が全くみられなかった。安倍氏が国際平和に貢献するとして自衛隊を憲法に明記するために憲法改正推進の大義名分とした「積極的平和主義」を繰り返した。菅氏はA級戦犯が合祀された靖国神社に玉串料を納め、閣僚では岸信夫防衛相ら5人が靖国神社を参拝した。過去に日本の首相が言及した「深い反省」はいつのまにか天皇の役割になってしまった。

韓日関係はもはや手をつければつけるほど問題が一層大きくなるやっかいなものになってしまったようだ。文氏も菅氏もいずれも迫る選挙と国内的政治論理に埋没したまま、もはや手を引いたようだ。これでは、未来の両国関係に大きな汚点を残した無責任な指導者と記録されるほかない。特に、文氏が提示した「韓半島モデル」も日本が除かれたままでは空念仏にすぎない。両首脳に時間は多くない。急いで関係修復に向けた実質的な外交を再稼働させなければならない。