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「5人以上会食自制」を破って相次ぐ非難、菅内閣の支持率急落

「5人以上会食自制」を破って相次ぐ非難、菅内閣の支持率急落

Posted December. 29, 2020 08:13,   

Updated December. 29, 2020 08:13

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菅義偉首相に続き、橋本聖子五輪相も、日本政府が5人以上の会食を控えるよう呼びかける中、これを守らなかったことが明らかになり、世論の厳しい批判を受けている。英国発の新型コロナウイルスの変異種の出現を機に、1年延期になった東京五輪の来年7月の開催が不透明になっている中、主務長官が感染対策の指針を破ったのだ。また、茂木敏充外相の政治資金法違反の疑いまで起こり、菅内閣の支持率が急落している。

橋本氏は28日、自身が17日に東京都内のすし店で6人で会食したというある週刊誌の報道に関する質問を受け、「事実」と認めた。当初は橋本氏を含めて4人での会食予定だったが、時間が遅れて別の集まりと重なり、6人になる時間があったと説明した。

 

日本政府は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために、5人以上の会食を控えるよう注意を促した。しかし、菅氏は14日、与党自民党の二階俊博幹事長ら8人と会食した。これに対して首相は16日、「深く反省している」と謝罪したが、翌日には橋本氏が会食したのだ。二階氏は27日、菅氏との8人の会食について、「会食を目的に会っているのではない、そこで会って意見交換をするためだ」と苦しい説明をした。

東京新聞は28日、茂木氏の資金管理団体から寄付を受ける政治団体で2016~19年、使途の詳細が分からない支出が全体の約97%、1億2千万円以上になることが分かったと報じた。政治資金法違反の疑いについて説得力ある説明できなかった安倍晋三前首相が新型コロナウイルスのお粗末な対応と東京五輪延期の影響まで重なって、今年9月に辞任したが、外相の疑いまで提起され、菅政権は困惑している。

同日、読売新聞によると、菅内閣の支持率は45%で、1ヵ月前の調査より16ポイント急落した。日本経済新聞の調査でも「菅内閣を支持する」という回答は42%で、前回の調査より16ポイント下落した。「支持しない」という回答は48%だった。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com