Go to contents

ソウルマラソン、非接触・オフラインレースで開催

ソウルマラソン、非接触・オフラインレースで開催

Posted October. 26, 2020 08:29,   

Updated October. 26, 2020 08:29

한국어

秋の空は高く青かった。地上ではランナーたちが久々に集まって走った。新型コロナウィルス時代に国内で初めてオフラインで開催されるマラソン大会だった。

24日と25日にソウル蚕室(チャムシル)総合運動場では、これまでにはなかった形のマラソン大会が開かれた。新型コロナの影響で来年に延期された世界6大のプレチナムラベル大会の一つである「2020ソウル国際マラソン兼第91回東亜(トンア)マラソン」に代わって開催された「2020ソウルマラソン・非接触レース・オフライン大会」だった。

コロナの影響で殆どのマラソン大会がバーチャルレース(アプリケーションを使って参加者が希望している場所で走る)形式で開催されている。だが、この日はランナーたちが互いを応援しながらランニングを楽しんだ。

大会では生活防疫基準に従い、徹底した防疫を実施した。参加者を800人に制限し、参加者全員と関係者は問診票を作成した。大会の運営も参加者同士の接触を最小限に抑えることに重点が置かれた。さんK者は土日の二日間にわたって10組に分かれ、80人ずつが時間を異にして走った。オリンピックメインスタジアムと補助競技場を10周する計10キロを走ったが、同じ組の参加者でもレーンを区別して走った。計8レーインのうち1番と4番7番レーンだけで走るようにした。接触を完全に遮断するためだ。大会主催側は、オフラインレースに先立ち、6回にわたってバーチャルレースミッションを実施し、このミッションを1回以上達成した参加者にオフラインレースへの申込資格を優先的に与えた。

参加者たちの反応は爆発的だった。イ・ユンミさん(39・実業)は、「屋外で他の人と一緒に走ったら、最初にマラソンを始めた時のわくわく感が蘇った気持ちだ。毎日家で一人で走る時とは全く違う気持ちだった」と話した。キム・ボウンさん(32・会社員)も、「さわやかな早朝の空気と感想の喜びを全身で感じることができた。もともとマラソンが好きだけど、これからもっと愛しそうだ」と語った。イさんは、コロナ感染拡大以降初のオフライン大会として開催された今大会の魅力について、こう語った。「実は先週火曜日にバーチャル大会として開催されたニューヨークマラソンのフルコースを完走したんです。だけど仲間たちと一緒に笑いながら汗を流した今大会の方がずっと良かったです」。

一方、安哲秀(アン・チョルス)国民の党代表も大会に参加し注目を集めた。レースを終えた安氏は、「コロナ時代にこういう形でマラソン大会が開かれたことは意味があると思う。次はもっと多くの人が参加する大会が開かれることを期待する」と話した。


李憲宰 uni@donga.com