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119のビデオ通話指導で心肺蘇生、60代男性を救う

119のビデオ通話指導で心肺蘇生、60代男性を救う

Posted July. 04, 2026 08:46,   

Updated July. 04, 2026 08:46


「大変です。人が突然倒れました。早く来てください」

先月30日午後1時42分ごろ、全羅南道光州(チョルラナムド・クァンジュ)統合特別市消防本部の119総合状況室に、高齢男性から切迫した声で通報が入った。全羅南道・海南郡(ヘナムグン)のパークゴルフ場で、60代後半のチョン氏が突然意識を失って倒れ、慌てていた60~70代の知人らが心肺蘇生を行いながら、119に救助を要請した。

119総合状況室は緊急性が高いと判断し、救急状況管理要員のキム・ヒス消防長(41)に通話の対応を引き継いだ。キム消防長はビデオ通話を要請し、接続後にチョン氏の容体を確認したところ、死亡直前にみられる死戦期呼吸をしていと判断した。ビデオ通話を続けながら、知人らに「鎖骨の下の胸の部分を圧迫してください」「1、2、3」と声をかけ、手のひらで胸骨を圧迫する適切なテンポを指示した。また、現場にあった自動体外式除細動器(AED)を使い、電気ショックによる心肺蘇生を行うよう指示した。

ビデオ通話から約2分後、チョン氏は左手を動かし始め、自発呼吸と脈拍が戻る「自己心拍再開(ROSC)」の状態となった。チョン氏は意識を回復した状態で病院へ搬送され、その後ステント治療を受けて健康を取り戻したという。

今年3月にも、全羅南道・光陽市(クァンヤンシ)で、救急状況管理センターがビデオ通話による心肺蘇生指示で人命を救った事例がある。消防士として16年間勤務しているキム消防長は3日、「チョン氏は事実上、心停止状態だった」とした上で、「ビデオ通話による的確な処置によって、かけがえのない命を救うことができた」と話した。


李亨胄 peneye09@donga.com