Go to contents

独・中・米に続き月間輸出1000億ドル超え 日本も到達できなかった道

独・中・米に続き月間輸出1000億ドル超え 日本も到達できなかった道

Posted July. 02, 2026 09:30,   

Updated July. 02, 2026 09:30


先月の韓国の輸出額は1022億5000万ドルとなり、史上初めて月間輸出1000億ドルの時代に入った。ドイツ、中国、米国に続き世界で4番目であり、かつて世界経済を席巻した日本ですら到達できなかった道だ。今年上半期の輸出額も4967億ドルと、半期ベースで過去最高を更新した。この勢いが続けば、年間輸出1兆ドル達成と「世界輸出5強」入りも夢ではなく現実になるとの期待が高まっている。

最近の韓国輸出の勢いは目覚ましい。先月の輸出は前年同月比70.9%増となり、1978年10月以来48年ぶりの高い伸び率を記録した。今年3月には月間輸出700億ドルの壁を飛び越え、一気に800億ドル時代へ突入したが、わずか3カ月でさらに跳ね上がった。保護主義の拡大や米・イラン戦争など複合的な危機の中でも、韓国の輸出エンジンは力強く回り続けた。

この快進撃をけん引した主役は、言うまでもなく半導体だった。先月の半導体輸出額は前年同月の3倍となり、史上初めて400億ドルを突破した。上半期の輸出額だけで昨年通年の実績をすでに上回った。人工知能(AI)ブームを背景に先端メモリ需要が急増し、価格も急騰したことが業績を押し上げた。コンピューター、電気機器、鉄鋼などもAI産業拡大の波及効果を受けた。自動車、石油化学などの主力品目に加え、化粧品や食品など有望な消費財も輸出を力強く支えた。

しかし、目覚ましい成果の裏に潜むリスクも小さくない。先月は輸出全体に占める半導体の割合が43.8%まで上昇した。半導体サイクルが反転したり、サプライチェーン危機が発生したりすれば、韓国経済全体が大きく揺らぐ恐れがある。成果給を巡る対立や「黄色い封筒法」の影響などでストライキリスクも高まっている。現代(ヒョンデ)自動車労組は6日から土曜日の特別勤務と時間外労働を拒否すると表明し、民主労総も15日にゼネストを予告している。半導体好況の陰で、企業の景況感は依然として冷え込んだままで、厳しい雇用情勢も改善していない。

今年上半期の韓国経済には、あまりにも大きく、これまで見慣れなかった数字が相次いだ。韓国総合株価指数(KOSPI)は半年で2倍となり、三星電子とSKハイニックスの第2四半期(4~6月)の営業利益合計は150兆ウォンに達するとの見通しも出ている。しかし、華やかな数字に酔っている場合ではない。韓国経済が抱えるリスクと弱点を冷静に分析し、基礎体力を高めてこそ、中身を伴った「年間輸出1兆ドル時代」を切り開くことができる。