
韓聖淑(ハン・ソンスク)首相候補に対する人事聴聞経過報告書の採択をめぐり、与野党が平行線をたどっている。最大野党「国民の力」が韓氏を「不適格候補」として李在明(イ・ジェミョン)大統領に指名撤回を求める中、与党「共に民主党」は人事聴聞報告書の採択なしに、早ければ30日に国会本会議を開き、任命同意案を単独で処理することを検討している。
民主党で人事聴聞特別委員会の幹事を務める金翰奎(キム・ハンギュ)議員は27日、フェイスブックに「韓氏は急変する人工知能(AI)時代に、わが国の成長と発展を担う適任者だ」とし、「『国民の力』の党論が『反対のための反対』だとしても、私たちは国政の空白を放置するわけにはいかない。できるだけ速やかに首相承認手続きを終える」と強調した。
これに対し、「国民の力」の幹事である姜升圭(カン・スンギュ)議員は同日、フェイスブックに「韓氏は国民の民意を大統領に伝える首相というより、大統領の意中を国民に伝える首相に近く見えた」とし、「首相として国民の信頼を得るには不適切だ」と書き込んだ。朴成訓(パク・ソンフン)首席報道担当も李氏に対し、「『無能・疑惑・隠蔽』の韓氏の指名を直ちに撤回するよう求める」と述べた。
「国民の力」内では、韓氏の問題と法制司法委員長の配分など、院構成の交渉を連動させる可能性も取り沙汰されている。
民主党は、「国民の力」の反発が続く場合、報告書の採択なしに任命同意案を直ちに国会本会議に上程する方針だ。昨年7月の金民錫(キム・ミンソク)首相の時も、与野党合意に失敗すると、民主党は当時の禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長の職権上程を経て任命同意案を単独で処理した。首相に対する国会承認は、在籍議員の過半数出席、過半数賛成が必要なため、議席数161の民主党による単独処理が可能だ。
許桐準 hungry@donga.com






