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ピッチからスタンドまで緑一色 メキシコ一色の応援

ピッチからスタンドまで緑一色 メキシコ一色の応援

Posted June. 20, 2026 08:53,   

Updated June. 20, 2026 08:53


「Ay, ay, ay, ay, canta y no llores(泣かずに歌おう)」

メキシコ・グアダラハラ・スタジアムに響き渡ったメキシコ民謡「Cielito Lindo(シエリト・リンド=愛しい人)」は、まるで韓国代表を慰める歌のようだった。

韓国とメキシコが2026年北中米ワールドカップ(W杯)1次リーグA組第2戦を戦った19日のグアダラハラ・スタジアム。緑色のメキシコ代表ユニホームを身にまとった地元ファンは、「メヒコ! メヒコ!」と叫びながら熱狂的な応援を繰り広げた。火山の噴火口を模したスタジアムには溶岩を象徴する赤い客席が設けられているが、緑の波に覆われてほとんど見えないほどだった。

キックオフ約20分前、メキシコの先発メンバーが大型ビジョンで紹介されると、地元ファンの歓声がスタジアムを揺らした。電光掲示板に表示された数値は149デシベル。戦闘機の離陸時に匹敵するレベルだった。12日に同会場で行われたチェコ戦では韓国選手に声援を送っていたメキシコの観客も、この日は韓国選手紹介の際に盛んにブーイングを浴びせた。

一方的な応援は試合中ずっと続いた。李康仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)が前半4分に警告を受けると、スタンドからはブーイングと口笛が飛んだ。応援ムードが最高潮に達したのは後半5分だった。ルイス・ロモ(CDグアダラハラ)の先制ゴールが決まると、地元ファンは一斉に立ち上がり、5分以上にわたって水をまき散らしながら歓声を上げ、両腕を頭上で振り続けた。

スタジアムの一角に陣取った「レッドデビルズ」は太鼓をたたきながら「テ~ハンミグク(大韓民国)!」と叫んだが、地元ファンの大声援にたちまちかき消された。この日、4万5522人が詰めかけたグアダラハラ・スタジアムは、今大会が行われる16会場の中で2番目に収容人数(4万9813席)が少ない。しかし、観客席がピッチに近く傾斜も急なため、歓声もブーイングもそのままピッチに降り注ぐ構造になっている。

ただ、韓国代表は決勝トーナメント1回戦では赤い波が広がるホームのような雰囲気で戦える可能性がある。1次リーグを2位で突破した場合、決勝トーナメント1回戦は多くの韓国系住民が暮らす米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われるからだ。3位で決勝トーナメントに進出した場合は、ボストンまたはシアトルで試合を行うことになる。


サポパン=ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com