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申請から4年 ウクライナのEU加盟交渉が本格始動

申請から4年 ウクライナのEU加盟交渉が本格始動

Posted June. 17, 2026 08:32,   

Updated June. 17, 2026 08:32


欧州連合(EU)は15日、ロシアの侵攻を受けたウクライナと、侵攻の脅威に直面するモルドバを加盟国として受け入れるための協議を開始した。親ロシア路線を取り、これまで両国の加盟に反対してきたオルバン・ビクトル前ハンガリー首相が先月失脚したことで、EUの動きが加速している。EU内では、欧州全体に対するロシアの脅威に対抗するため、両国をまず準加盟国としてでも受け入れるべきだとの意見も出ている。

英紙ガーディアンなどによると、EUは同日、ルクセンブルクで27加盟国の外相会議を開き、両国の加盟交渉に向けた第1段階の協議を開始した。EU加盟には加盟国の全会一致による同意が必要だ。また、EUが提示する法の支配、腐敗防止、司法改革、公共行政、環境などに関する各種基準を満たさなければならない。

ウクライナのタラス・カチカ副首相は会議に出席し、「EU加盟はわれわれの夢だ」と歓迎した。ウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長も、両国が腐敗防止や法の支配などの分野で大きな進展を遂げたと評価した。

ウクライナは2022年2月にロシアの侵攻を受けた直後、モルドバとともにEU加盟を申請した。同年6月には加盟候補国の地位を獲得した。しかし、オルバン氏が両国の加盟に繰り返し反対し、4年間にわたり加盟交渉の入り口さえ開けなかった。

一方、親EU・親西側路線のペーテル・マジャル新首相は3日、ボロディミル・ゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナのEU加盟に反対しない考えを示した。

ドイツなど一部の加盟国は、ロシアによる追加侵攻の可能性などを考慮し、ウクライナとモルドバに例外的に準加盟国の地位を与えるべきだと主張している。ドイツのメルツ首相は今年4月、「ウクライナが加盟手続きを進める間、議決権のない準加盟国として先に受け入れよう」と提案した。

米紙ニューヨーク・タイムズやガーディアンによると、EU加盟には平均9年を要する。早ければ5~6年で実現する場合もあるが、数十年かかることもある。トルコは1987年にEU加盟を申請し、2005年に交渉を開始したが、現在も加盟を果たしていない。


キム・ボラ記者 purple@donga.com