
「夜の真っ暗な公園でロボットに出会うと、むしろ安心感があるんです。危険な状況をすぐ知らせてくれるので心強いですよ」(城南市民のイ・スヒョンさん)
「日月(イルウォル)樹木園に行ったら、ロボットが植物の説明をしてくれ、一緒に移動しながら案内までしてくれて、子どもたちが本当に喜んでいました」(水原市民のウォン・ジュンヒョクさん)
人工知能(AI)とロボット技術が地域住民の日常へ急速に浸透している。単純な反復業務を代替する段階を超え、市民の安全や福祉、生活利便性を担う「生活密着型AIサービス」も増えており、注目を集めている。
●公園を巡回するAIパトロールロボット
京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)は、AI自律走行パトロールロボットを活用したスマート安全管理システムを運営している。現在、パトロールロボット4台が野塔(ヤタブ)文化公園、栗洞(ユルドン)公園、書峴(ソヒョン)駅広場、板橋(パンギョ)駅広場の4拠点に配置されている。ロボットは公園の遊歩道や広場を自律走行し、周辺状況をリアルタイムで撮影して危険要素を感知し、管制センターへ伝達する。
栗洞公園では管理事務所付近の450メートル区間と、盆唐(プンダン)貯水池の遊歩道約2.5キロ区間を巡回している。書峴駅広場では150メートル、板橋駅広場では140メートル区間を巡回し、午前4時から深夜0時まで運用される。
城南市スマート都市課のキム・マングン映像情報チーム長は、「人の勤務が難しい夜間帯の犯罪予防や治安空白地帯の解消に向けたスマート行政サービスとして注目されている」と話した。
城南市は8月、全国で初めて牡丹(モラン)伝統市場にAI基盤の「スマート荷物運搬ロボット」も導入する予定だ。利用者がQRコードを認識させると、ロボットが人について移動し、最大20キロの荷物を運搬する。拡張現実(AR)基盤の道案内機能も搭載され、複雑な市場の路地でも目的店舗の位置を容易に見つけられるよう支援する。高齢者や買い物袋を持った市民らの移動の利便性向上も期待されている。
●市民安全・福祉・行政革新
水原(スウォン)市は公共庁舎や文化施設を中心に、AI案内ロボットサービスを拡大している。市役所ロビーの苦情案内ロボット「セロ」は、9カ国語の通訳サービスや苦情情報を提供する。日月樹木園では、ドーセントロボット「イルウォリ」が来園者とともに移動しながら植物解説や観覧動線を案内する。日月樹木園を訪れた主婦のキム・ヨニさんは、「子どもたちがロボットについて回りながら植物の説明を聞く姿をとても不思議がっていた」とし、「単なる案内ではなく体験型の感じで、家族みんなでより楽しく観覧できた」と話した。
龍仁(ヨンイン)市は、AIとモノのインターネット(IoT)を組み合わせた高齢者健康管理サービスを運営している。活動量計や血糖測定器などから収集されたデータをAIが分析し、保健専門家がオーダーメード型相談を提供する仕組みだ。一人暮らしの高齢者や健康脆弱階層のケア空白を減らすのに役立っているとの評価が出ている。
華城(ファソン)市は福祉・リハビリ分野でロボット活用範囲を広げている。同市は2019年、全国で初めて障害者福祉館にリハビリロボットサービスを導入した。固定型歩行ロボットやウェアラブル歩行補助ロボット、上肢リハビリロボットなどを活用し、障害者のリハビリ訓練を支援している。最近ではオーダーメード型ロボットリハビリセンターも整備した。1月には障害者福祉館と共同で「ロボットリハビリ臨床指針書」を発刊し、リハビリサービスの専門性と標準化の強化にも乗り出した。京畿道のヒョン・ビョンチョン未来成長産業局長は、「AIとロボット技術が単なる試験事業を超え、市民の安全や福祉、生活利便性を高める核心行政サービスとして定着することを期待している」と述べた。
イ・ギョンジン記者 lkj@donga.com






