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イスラエル首相「イランのウラン搬出まで戦争は終わらない」

イスラエル首相「イランのウラン搬出まで戦争は終わらない」

Posted May. 12, 2026 08:55,   

Updated May. 12, 2026 08:55


イスラエルのネタニヤフ首相が10日、「イランが保有する濃縮ウランを国外へ搬出するまでは、イラン戦争が終わったとは言えない」と述べた。米国とイスラエルが今年2月28日、イランの核能力抑制などを目的に対イラン空爆を始めただけに、核問題が解決するまで戦争を継続する考えを強調したとみられる。

ネタニヤフ氏は同日、米CBSの時事番組「60ミニッツ」でのインタビューで、「われわれは多くのイラン核施設を破壊したが、依然として(多くが)残っている。任務は完了していない」と主張した。さらに、イランが保有する60%の高濃縮ウラン440キロに触れ、「これら(ウラン)はイラン国外へ搬出されなければならない」と付け加えた。

ネタニヤフ氏は、イランが保有するウランの除去について「極めて重要な任務だ」とし、「解決期限は提示しない」と重ねて強調した。

また、ウランを国外へ搬出する方法については、「(イランに)入って持ち出せばいい。物理的に可能だ」と主張した。トランプ米大統領も自身に「私はその中(イラン)へ入りたい」と話したとも付け加えた。

ただ、ネタニヤフ氏は、イスラエルと米国の双方が軍事的手段よりも、イランとの合意を通じたウランの搬出を望んでいるとも明らかにし、「合意を通じて(ウランを)持ち出せるなら、それが最善の方法になる」と語った。

さらに、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラなど、中東の親イラン勢力掃討のためにも、今回の戦争を継続することが必要だと主張した。「イランの代理勢力も(イラン同様に)弾道ミサイルの生産を続けようとしている。まだやるべきことが多い」と述べた。一方で、今回の戦争によりイランの核戦力や代理勢力の軍事能力は大きく弱体化したとも主張した。

ネタニヤフ氏は、第2次政権期の収賄や背任などの容疑で、現職首相として初めて刑事裁判を受けている。首相の座を退けば直ちに収監されるとの見方も一部で出ている。そのため、自身の政治的危機を打開するため、可能な限り強硬な路線を維持しようとしているとの分析もある。今年中に実施される総選挙で政権続投に成功しなければ首相職を維持できないためだ。イスラエルの「チャンネル12」などによると、ネタニヤフ氏は今回の戦争の過程で、トランプ氏に「イランと停戦してはならない」との考えを繰り返し伝えたという。


柳根亨 noel@donga.com