
中東戦争の長期化にもかかわらず、韓国の輸出が史上初めて2カ月連続で800億ドルを上回った。人工知能(AI)が牽引する「スーパーサイクル(超好況)」の影響で半導体輸出額は過去2番目の規模となり、コンピューター輸出も過去最高を記録した。
1日、産業通商資源部が発表した4月の輸出入動向によると、先月の輸出額は858億9000万ドルで、前年同月比48.0%増加した。
月間輸出が700億ドルに達したことすらなかった状況から、今年3月(866億3000万ドル)に初めて800億ドルを突破し、2カ月連続で800億ドル台を維持した。月間輸出は昨年6月に前年同月比で増加に転じて以降、11カ月連続で月次ベースの過去最高を更新している。操業日数を考慮した1日平均輸出額も、過去2番目となる35億8000万ドルだった。
先月の輸入額は前年同月比16.7%増の621億1000万ドル。輸出が輸入を上回り、貿易収支は237億7000万ドルの黒字となった。貿易黒字が2カ月連続で200億ドル台となるのも初めてだ。
輸出好調の最大要因は半導体だ。半導体輸出は前年比173.5%増の319億ドルで、3月(328億3000万ドル)に続き2カ月連続で300億ドルを突破し、13カ月連続で月間過去最高を更新した。
AIサーバー投資の拡大により、高帯域幅メモリ(HBM)や汎用メモリ(DDR、NAND)の需要が急増した影響だ。DDR4(8Gb)とNAND(128Gb)の固定価格は、1年前に比べそれぞれ870%、766%上昇した。
AI関連需要の拡大はコンピューター輸出の急増にもつながった。先月のコンピューター輸出額(40億8000万ドル)は、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の供給不足が続いたことで前年同月比515.8%増となり、3月に続いて過去最高を更新した。
石油製品の輸出(51億1000万ドル)も39.9%増加した。輸出量は36.0%減少したものの、中東戦争による原油価格上昇で輸出単価が大幅に上昇したためだ。輸出統制措置以降、ガソリン、軽油、灯油の輸出量はそれぞれ前年より43.0%、23.2%、99.9%減少したが、石油製品の輸出単価が1トン当たり1432ドルと118.5%上昇し、これを相殺した。
原油価格上昇が製品価格に一部転嫁されたことで、石油化学製品の輸出も7.8%増の40億9000万ドルとなった。ただ、内需向け供給の拡大で輸出量は20.9%減少した。15大主力輸出品目のうち、これらに加え、船舶(28億9000万ドル)、無線通信(16億2000万ドル)、バイオヘルス(16億1000万ドル)、繊維(9億5000万ドル)など計8品目で輸出が増加した。
金正官(キム・ジョングァン)産業通商資源部長官は「世界的なAI投資拡大と原油価格上昇による石油製品単価の上昇の中で、韓国企業が先手を打って供給網を確保した結果だ」とし、「主要品目の競争激化や中東戦争による原材料調達の不安などで輸出の変動性が高まる恐れがあるだけに、輸出市場の多角化と原油・ナフサの代替確保を進めていく」と話した。
世宗市=キム・スヨン記者 syeon@donga.com






