Go to contents

「最後の飛行」撮影中に…戦闘機同士があわや空中衝突

「最後の飛行」撮影中に…戦闘機同士があわや空中衝突

Posted April. 23, 2026 09:38,   

Updated April. 23, 2026 09:38


空軍パイロットが個人的な記念撮影のため、計画になかった戦闘機機動を行った結果、別の戦闘機と空中衝突した事故が、監査院の監査結果によって遅れて明らかになった。

22日、監査院によると、空軍のA元少領は2021年12月、人事異動前の最後の飛行を記念して撮影を試みる過程で、他の操縦士と協議せず機体を上昇させ反転させる機動を行った。自身の携帯電話で撮影していたところ、同じ編隊の別の操縦士が撮影を手伝うと申し出たため、構図を合わせようとしたためだ。この過程で、A元少領が搭乗した戦闘機の尾翼と、同編隊の別の戦闘機の左翼が接触した。事故機は韓国軍の主力機種であるF-15Kとされる。

この事故で2機が一部損傷し、約8億7870万ウォンの修理費が発生した。人的被害はなかった。国防部はA元少領に重大な過失があると判断し、損害額の全額弁済を命じた。これに対しA元少領は過失を認めつつも、自身は軍需品の保護・整備責任を負う「会計関係職員」には当たらないとして、監査院に判断を求めた。

監査院は、操縦士が戦闘機の運用に関する全面的な権限を行使している点から、A元少領は会計職員責任法上の会計関係職員に該当すると判断した。また、「私的目的の動画撮影のため、他の操縦士に知らせず機動を行い衝突を引き起こした」として、「重大な過失に当たる」と指摘した。

ただし監査院は、弁済額を10分の1の約8787万ウォンに減額した。飛行中の撮影慣行を統制していなかった軍側にも管理責任があることや、A元少領が2010年の任官以降、長期間にわたり戦闘機操縦士として勤務し、安全運用や試験飛行などで機体の維持管理に寄与してきた点を考慮したとしている。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com