
北朝鮮が先月、偵察衛星や大陸間弾道ミサイル(ICBM)など長距離ロケットの発射が可能な平安北道鉄山郡東倉里(ピョンアンプクト・チョルサングン・トンチャンリ)の西海(ソへ・黄海)衛星発射場周辺の2つの集落を完全に撤去したことが確認された。
2日(現地時間)、米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」の衛星画像分析によると、東倉里の西海衛星発射場の近隣にある慈江洞(ジャガンドン)と長野洞(チャンヤドン)の集落が地図上から消えた。港付近の建物数棟を除き、集落内の数百棟の建物が撤去されたという。
これについて38ノースは、北朝鮮最大の宇宙センターである西海衛星発射場の拡張工事の一環である可能性があると分析した。北朝鮮は先月開かれた第9回労働党大会で、偵察衛星や衛星攻撃用の特殊装備などを含む国防力強化5カ年計画を発表している。
西海衛星発射場は、偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1号」(2023年11月打ち上げ)など、北朝鮮が2012年以降7回にわたり衛星発射を試みた場所だ。22年に金正恩(キム・ジョンウン)総書記が同発射場を訪問して以降、新たな発射台や追加試験施設の建設・拡張が進められてきたが、24年5月の軍事偵察衛星4回目の打ち上げの試み以降、追加の衛星打ち上げは行われていない。
韓国政府は3日、国防部庁舎で防衛事業推進委員会を開き、北朝鮮の弾道ミサイルをより高高度で迎撃できる迎撃ミサイルSM3の導入計画を決定した。SM3は26~31年に7530億ウォンを投じ、政府間契約である対外有償軍事援助(FMS)方式で米国から導入される。導入数量は20~30発とされる。
SM3は正祖大王(チョンジョデワン)級イージス艦から発射され、中間段階(高度90~500キロ)で、地上配備型迎撃ミサイルでは対応が難しい北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)や高角度で発射された中距離弾道ミサイル(IRBM)級以上のミサイルも迎撃可能とされる。
申나리 journari@donga.com






