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手錠姿で送還された「麻薬王」本格捜査へ 捜査官20人投入

手錠姿で送還された「麻薬王」本格捜査へ 捜査官20人投入

Posted March. 26, 2026 09:56,   

Updated March. 26, 2026 09:56


25日午前、フィリピンから韓国に送還された「テレグラム麻薬王」朴汪烈(パク・ワンヨル)受刑者(48)に対し、警察が本格的な捜査に着手した。

朴受刑者は同日午前7時16分頃、仁川(インチョン)国際空港を通じて入国した。護送チームに両腕をつかまれた状態で姿を現し、黒い野球帽を深くかぶっていた。手錠をかけられた手は黒い布で覆われ、半袖カーディガンの間から両腕の刺青がのぞいていた。マスクを着けず、顔を上げたまま到着ロビーを出たが、「麻薬流通容疑を認めるか」など報道陣の質問には答えなかった。

朴受刑者はフィリピンのサトウキビ畑で韓国人3人を殺害した罪で服役している間も、テレグラムで「全世界(チョンセゲ)」というニックネームで活動し、韓国内に麻薬流通組織を構築して大規模に流通させた疑いを受けている。2022年にフィリピン最高裁で殺人罪が確定し、60年の刑を言い渡されてニュービリビッド刑務所に収監されていた。

警察はこれまで複数の警察機関で進めてきた朴受刑者関連の捜査を京畿(キョンギ)北部警察庁に一本化する。専従チームは同庁の麻薬捜査官12人、慶南(キョンナム)警察庁麻薬捜査官2人、ソウル警察庁仮想資産分析チーム6人の計20人で構成された。京畿北部警察庁は身柄の引き渡しを受けた初日から取り調べに着手し、取り調べがない時は議政府(ウィジョンブ)警察署の留置場に収容される。警察は早ければ26日にも逮捕状を請求する方針だ。

16年、フィリピン・バコロド市のサトウキビ畑で朴受刑者と共に韓国人3人を殺害した共犯のキム受刑者は、17年に懲役30年を言い渡された。朴受刑者はこれについて「(過去に戻っても)同じことをする」と発言していた。ただ、殺人罪はフィリピンで有罪が確定しているため国内で再び捜査は行われず、韓国内での麻薬流通容疑についてのみ調べられる。朴受刑者から麻薬の供給を受けて国内に流通させた、いわゆる「バチカン・キングダム」のイ受刑者(31)は21年に懲役10年を言い渡され服役中だ。

捜査の進展次第では、一時引き渡しの形で送還された朴受刑者が韓国に長くとどまる可能性もある。李智娟(イ・ジヨン)法務部国際刑事課長は同日、「原則として国内の捜査と裁判が終わればフィリピンに戻って残りの期間を服役しなければならないが、必要であればフィリピンと協力して一時引き渡しの延長を協議する計画だ」と述べた。


仁川=チョ・スンヨン記者 cho@donga.com