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駐韓イラン大使とイスラエル大使がソウルで「対抗会見」

駐韓イラン大使とイスラエル大使がソウルで「対抗会見」

Posted March. 06, 2026 07:59,   

Updated March. 06, 2026 07:59


韓国に駐在するイランとイスラエルの大使館が5日、それぞれ記者会見を開き、戦争の責任は相手側にあると主張して応酬した。イランは米国とイスラエルの侵略に対して自国が正当防衛を行っていると強調した。一方、イスラエルはイランが北朝鮮のように核兵器を開発する前に先制措置を取ったと反論した。

駐韓イラン大使のクゼチ氏は同日午前、ソウル龍山区東氷庫洞(ヨンサンク・トンビンゴドン)の駐韓イラン大使館で記者会見を開き、「イランへの侵略を止める前に交渉の席に着くことはできない」と述べた。さらに「イランは国際法に違反した重大な侵略行為に対し正当防衛を行っている」とし、「侵略者に堂々と立ち向かう」と述べた。続いて、米国とイスラエルが先月28日、南部ミナブの女子小学校を攻撃し、少なくとも175人が死亡した事件について「明白な戦争犯罪に当たる」と非難し、1分間の黙とうを行った。

クゼチ氏は戦争長期化の可能性に言及し、米国が地上軍投入を強行すれば大規模な人的被害は避けられないと警告した。またイランは核兵器を開発しておらず、北朝鮮を含む世界の非核化を支持するという従来のイラン政府の立場を改めて強調した。さらにイランはホルムズ海峡を封鎖しておらず、サウジアラビアやカタールなど湾岸諸国のエネルギー施設攻撃やクルド人武装組織のイラン進入の背後に米国とイスラエルがいると主張した。

一方、駐韓イスラエル大使のハルパズ氏は同日午前、ソウル鍾路区(チョンロク)のHJビジネスセンターで記者会見を開き、イランの核兵器開発の試みを看過することはできなかったと強調した。ハルパズ氏は「イランは数十年にわたり核開発計画を巡って国際社会を欺いてきた。彼らに機会を与えることは、核開発の時間をさらに稼がせるだけだ」と述べた。

ハルパズ氏はまた、米国が北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設への先制攻撃直前まで至った1994年の第1次北朝鮮核危機にも言及した。「(北朝鮮を見て)われわれは今行動しなければならないという教訓を得た。当時は(軍事)行動を取らず、その結果、現在われわれは40~60発の核弾頭を保有する北朝鮮と向き合っている」と強調した。北朝鮮の核兵器開発を反面教師とし、イランの核兵器完成を阻止するために先制的に行動せざるを得なかったとの説明だ。そのうえで「大量破壊兵器を保有する過激で暴力的な国家と隣り合わせにある(イスラエルが感じる)危険を、韓国ほど理解できる国はないだろう」と付け加えた。


チャン・ウンジ記者 イ・ジユン記者 jej@donga.com