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「中東の韓国になるはずだったイランが北朝鮮になった」 パーレビ元皇太子、イラン体制を批判

「中東の韓国になるはずだったイランが北朝鮮になった」 パーレビ元皇太子、イラン体制を批判

Posted January. 19, 2026 09:50,   

Updated January. 19, 2026 09:50


イラン・パーレビ王朝最後の皇太子レザ・パーレビ氏は16日、「イランは今ごろ中東の韓国になっているはずだったが、北朝鮮になってしまった」と述べた。反政府デモが続く中、最高指導者ハメネイ師らを強く批判してきたパーレビ氏が、反米・反西側路線のもと国際社会の制裁で深刻な経済難に陥り、デモで多数の死者も出ている祖国の現状を、韓半島になぞらえて表現した。

パーレビ氏は同日、米ワシントンで記者会見し、「1979年のイスラム革命当時、イランは韓国の5倍の国内総生産(GDP)を記録していたが、今では北朝鮮になった」と語った。さらに「人材や資源がないからではない」としたうえで、「民生を剥奪し、国家と資源を搾取し、人々を飢えさせる体制、過激なテロ組織や地域内外の工作員を支援する体制のせいだ」と非難した。

パーレビ氏は「イラン・イスラム共和国は崩壊する」と述べ、帰国の意思も示した。「イランで起きている闘いは改革と革命の対立ではなく、占領と解放の対立だ」とし、「崩壊は時間の問題にすぎない」と主張した。

パーレビ氏は、1940年からイランを統治したモハンマド・レザ・パーレビ元国王の息子。79年のイスラム革命当時は米国で操縦士訓練を受けるなど留学中だった。王政が倒れ、ホメイニを中心とする革命勢力が統治を始めると、米国に定住した。

今回の反政府デモでは一部の参加者が「パーレビ王政への復帰」を訴え、同氏が注目を集める場面もある。ただ、現実の政治的な代替勢力としては国内での影響力が乏しく、国際社会の支援を引き出す力にも限界があるとの見方が強い。

一方で、同氏は最近、ウィトコフ米大統領特使(中東担当)らと会い、イラン問題を協議したという。トランプ大統領が「イランが彼の指導力を受け入れるか分からないが、私としてはまったく問題ない」と述べたとの海外報道もあった。

パーレビ氏は、ハメネイ体制崩壊後は西側と協力して経済難を克服する考えも示した。「イランはすべての国と公正な関係を結ぶが、自由民主主義の政府を望む以上、同盟や協力のパートナーとして西側を優先せざるを得ない」とし、「イランの人々は現政権とは違って、平和と安定、貿易と商業を通じた生活の質の改善を追求する」と語った。


柳根亨 noel@donga.com