
今季のプロバレー界では、「代行」の肩書を持つ指揮官が目立つ。男子では三星(サムスン)火災、ウリカード、KB損害保険の3チーム、女子ではIBK企業(キオプ)銀行が監督代行体制で2025~2026年シーズンを戦っている。男女各7チーム、計14チームのうち約29%が代行体制という状況だ。異例ではあるが、正式監督就任を目指し、戦術面で知恵を絞る指揮官たちの存在が、コートに活気をもたらしている。
今季、「代行効果」を最も発揮しているのはIBK企業銀行だ。開幕から9試合で勝ち点5(1勝8敗)にとどまっていたが、ヨ・オヒョン監督代行が指揮を執った昨年11月26日以降、勝ち点25(8勝3敗)を積み上げ、チームは立て直された。最下位(7位)からGSカルテックス(10勝10敗)に勝ち数で及ばない5位まで浮上した。
男子6位に低迷していたウリカードも、パク・チョルウ氏の監督代行就任後、流れを変えた。4連敗中だったチームは、2日のOK貯蓄銀行戦で3-2と接戦を制し、8日の大韓(テハン)航空戦では3-0の完勝を収めた。
最下位の三星火災も、コ・ジュンヨン氏の監督代行就任後、勝ち点7(2勝2敗)を獲得し、キム・サンウ前監督体制で16試合を戦って挙げた勝ち点5をすでに上回った。一方、成績不振とは別の理由でレオナルド・カルバリョ監督が退任した男子3位のKB損害保険は、ハ・ヒョンヨン監督代行就任後に2連敗を喫したものの、三星火災戦で初勝利を挙げた。
プロスポーツでは、指揮官交代で流れを変えようとする動きは珍しくない。特に昇降格制度のあるプロサッカーでは、シーズン中盤を迎えると、残留争いのチームが相次いで「火消し役」を投入する。しかし、監督交代が万能薬ではないとの指摘もある。
韓国バレーボール連盟(KOVO)によると、プロバレー発足(2005年)以降、監督代行が指揮した試合は計290試合で、勝利は127試合(43.7%)にとどまる。元プロスポーツチームで団長を経験した関係者は、「現代プロリーグにおける不振は、個人ではなくシステムの問題だ。代行はあくまで一時的措置に過ぎない。目先の成績に安堵せず、チームの方向性や長期計画を再点検し、球団の哲学に合致する人物を見極めるべきだ」と語った。
金培中 wanted@donga.com






