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40年前に「エクセル」で米国進出した現代自動車、「年120万台生産で第2の飛躍」

40年前に「エクセル」で米国進出した現代自動車、「年120万台生産で第2の飛躍」

Posted January. 01, 2026 10:49,   

Updated January. 01, 2026 10:49


1986年、小型車「エクセル」を米国に輸出して始まった現代(ヒョンデ)自動車グループの米国市場進出は、今年で40年を迎える。初年度に16万台、翌1987年には26万台を販売し、現地で「アンダードッグ」として存在感を示した同グループは、現在では米国だけで年間約90万台、北米全体で約120万台を販売する「中核プレーヤー」に成長した。

同グループは米国進出40周年を機に、今年を北米市場における「第2の飛躍」と位置付ける。総額210億ドル(約30兆3800億ウォン)を投じ、米国現地で年120万台を生産する目標を掲げている。

業界や投資市場では、この目標は順調に達成されるとの見方が広がっている。これまでに拡充してきた販売ネットワークを背景に、トランプ第2期政権による25%の高率相互関税の逆風を比較的無難に乗り越えたうえ、現地化戦略の一つである「車種の多様化」も米国市場で成果を上げているとの分析が出ている。

特に、電気自動車やハイブリッドなど環境配慮車に注力してきた戦略が、現地で効果を発揮したとみられる。米国交通統計局(BTS)によると、2022年と比べて2024年の米国市場における環境配慮車の販売は87.1%増加した。同期間に現代自動車グループの環境配慮車の販売も89.7%伸びた。

現代自動車グループは、米国でベストセラーとなっている「ツーソン」などの中型スポーツ用多目的車(SUV)から、セダンの「アバンテ」、大型SUVの「パリセード」(写真)まで、幅広い車種を需要の高いハイブリッドとして投入し、消費者の選択肢を広げている。現代自動車のホセ・ムニョス社長は昨年9月、米ニューヨークで開かれたインベスター・デーで、「ハイブリッド車種を現在の8種から2030年までに18種へと拡大する」と表明した。

ウォン安の環境も、同グループにとって必ずしも不利ではない。米国向け輸出において価格競争力を確保できるためだ。昨年策定した経営計画では、為替相場を1ドル=1350ウォンと想定したが、足元では1ドル=1400ウォン台半ばで推移しており、相応の営業利益を上積みできるとの見通しが出ている。SK証券アナリストのユン・ヒョクジン氏は「1ドル=10ウォン・ウォン安ドル高が進めば、現代自動車の年間営業利益は約2600億ウォン増える」とし、「15%の関税によるコストをほぼ半分相殺できる規模だ」と説明した。

一方で課題も残る。テスラの自動運転(FSD)に匹敵する水準の自動運転技術力を、米国の消費者に示せるかが最大の課題だ。最近、ソン・チャンヒョン前AVP(未来プラットフォーム)本部長(58)が同社を去る中、現代自動車グループは自動運転研究組織を全面的に再編する方針を打ち出している。


李沅柱 takeoff@donga.com