Go to contents

「官邸移転特恵」疑惑で元国土交通部次官を拘束起訴

「官邸移転特恵」疑惑で元国土交通部次官を拘束起訴

Posted December. 27, 2025 11:05,   

Updated December. 27, 2025 11:05


尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏をめぐる一連の疑惑を捜査している金建希特別検察官(特検=閔中基)は26日、尹錫悅前大統領夫妻の「官邸移転特恵疑惑」に関連し、金午鎭(キム・オジン)元国土交通部次官を拘束起訴した。

特検は同日、金氏と、ファン某元大統領秘書室行政官を、職権乱用・権利行使妨害などの容疑で、身柄を拘束したまま起訴した。官邸移転工事を請け負った「21グラム」のキム・テヨン代表は、別の建設会社の名義を借りて追加工事契約を結ぶ手口で、政府から16億ウォンを受け取り着服したとして、特定経済犯罪加重処罰法違反(詐欺)などの罪で在宅起訴された。

特検は、金容疑者とファン容疑者が、公務員としての職権を乱用し、総合建設業免許を持たない21グラムに官邸移転工事を担わせたと判断した。官邸工事を監督せず、完成検査も行っていないにもかかわらず、検査したかのような虚偽の公文書を作成し行使した容疑(職務放棄、虚偽公文書作成・行使)も持たれている。

特検はこれまで、21グラムが金建希氏との私的な関係を利用し、官邸移転および増改築工事を不当に受注したとの特恵疑惑を捜査してきた。21グラムは、金氏が運営していた「コバナコンテンツ」主催の展示会を後援した企業で、代表夫妻は金氏と親交があったとされている。


チェ・ミソン記者 cms@donga.com