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LGの両腕・五本指の「ホームロボット」 CESで初公開

LGの両腕・五本指の「ホームロボット」 CESで初公開

Posted December. 27, 2025 11:42,   

Updated December. 27, 2025 11:42


LG電子は家事を支援する人型ホームロボット「クロイド(CLOiD)」を、来年1月に米ラスベガスで開かれる世界最大級の情報技術(IT)家電見本市CES 2026で公開する。

25日、LG電子は自社のソーシャルメディア(SNS)を通じ、クロイドのティザー映像を公開した。映像には、ロボットが五本の指で布団などの家財をつかんだり、人と拳を合わせる場面が収められている。クロイドは、既存のロボットブランド「クロイ(CLOi)」に、躍動性(Dynamic)を意味する「D」を組み合わせた名称だ。

クロイドは、両腕と人に近い五本指を使って家事をこなす形で開発された。人工知能(AI)基盤で利用者の環境を認識・学習し、LG電子のAI家電を統合制御する機能も備える。

LG電子はホームロボットを含むロボット分野の技術高度化に拍車をかけている。年末の組織再編では分散していたロボット関連技術組織を統合し、HS事業本部傘下に「HSロボティクス研究所」を新設した。社内のホームロボット関連力量を結集し、製品競争力を高める狙いだ。

外部協業も拡大している。LG電子は今年、ロボット専門企業ロボティズ、韓国科学技術研究院(KIST)とそれぞれロボット研究に関する業務協約を締結し、共同研究を進めている。米国のフィギュアAI、中国のAgiBot(智元機器人)など、グローバルロボット企業への投資も通じてホームロボット関連技術の確保を進めている。LG電子HS事業本部長の白承台(ペク・スンテ)副社長は「CES2026でのクロイド公開を含め、家事労働からの解放というビジョンに向けたLG電子の取り組みを示す」と話した。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com