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急激なウォン安を受け、外国人が今年韓国債144兆ウォン純買い越し

急激なウォン安を受け、外国人が今年韓国債144兆ウォン純買い越し

Posted December. 22, 2025 10:16,   

Updated December. 22, 2025 10:16


今年に入り急激なウォン安ドル高が進んでいる中、外国人投資家が韓国債を前年の約2倍規模で純買い越していることが分かった。ウォン安で韓国債を割安に購入できるうえ、将来的にウォン高に転じれば為替差益も期待できるためだ。

金融投資協会によると、年初から今月19日までの外国人による韓国債の純買い越し額は144兆1723億ウォンだった。前年同期の74兆1304億ウォンに比べ、94.5%(70兆419億ウォン)増えた。特に急激にウォン安が進んだ先月は、20兆3733億ウォン分を買い越し、10月(2兆2429億ウォン)の約10倍に急増した。今月も19日時点で13兆4855億ウォンを純買い越している。

外国人が韓国債を大量に購入している背景には、最近のウォン安がある。昼間取引の終値基準で、対ドルウォン相場は先月3日の1ドル=1428.8ウォンから、今月19日には1ドル=1476.3ウォンへと1ドル=47.5ウォンウォン安ドル高が進んだ。ウォン安の進行で、外国人は相対的に韓国債を安く取得できるようになった。さらに、今後ウォン高に転じれば為替差益を得られるとの期待も、投資意欲を後押ししている。サンサンイン証券のシン・オル研究員は「割安なウォンが外国人投資資金の流入を促している」としたうえで、「ただし為替変動性が大きい点には注意が必要だ」と指摘した。


イ・ホ記者 number2@donga.com