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鉄道労組「成果給受け入れなければ全面スト」 23日開始を通告

鉄道労組「成果給受け入れなければ全面スト」 23日開始を通告

Posted December. 20, 2025 11:02,   

Updated December. 20, 2025 11:02


全国民主労働組合総連盟(民主労総)の全国鉄道労働組合(鉄道労組)は、「政府が成果給を正常化するとの約束を履行していない」として、23日午前9時から無期限の全面ストライキに突入すると宣言した。ストが現実化した場合、1日平均で約250本の列車運行が中止される見通しだ。

鉄道労組は19日、ソウル駅東側広場で記者会見を開き、「政府による成果給正常化合意の反故を糾弾する」として、この方針を明らかにした。鉄道労組は当初、成果給の支給基準を基本給の80%から100%に引き上げるよう求め、11日に全面ストを予告していたが、韓国鉄道公社(コレール)との交渉で暫定合意に至り、全面ストをいったん猶予していた。

しかし鉄道労組は同日、「企画財政部が、労組が求める100%ではなく、90%を基準とする案を用意したと把握している」とし、「企財部の約束違反により、労使合意は破棄される見通しだ」と主張した。コレールは労使対話の再開を求めているが、鉄道労組は政府の立場に変化がない限り、交渉には応じないとしている。この基準を決定する公共機関運営委員会は、23日に開かれる予定だ。

鉄道労組のスト予告を受け、コレールは23〜29日の列車乗車券び販売を19日午後から制限するなど、対応に乗り出した。運休対象列車を予約した利用客に対しては、同日から順次、個別のショートメッセージを計3回送信し、「乗車前に運行可否を確認するよう」案内する。SRも非常輸送計画を策定し、車両整備や旅客案内に支障が出ないよう、自社人員を動員する方針だ。


イム・ユナ記者 imyou@donga.com