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現代自の水素車「ネクソ」、欧州安全評価で最高等級

現代自の水素車「ネクソ」、欧州安全評価で最高等級

Posted December. 15, 2025 09:49,   

Updated December. 15, 2025 09:49


現代(ヒョンデ)自動車の水素燃料電池車「ジ・オール・ニュー・ネクソ」が、欧州の新車安全性評価で最高等級を獲得した。

現代自動車は14日、ネクソが欧州新車安全性評価プログラム「ユーロNCAP(Euro NCAP)」で、最高評価となる5つ星を獲得したと発表した。1997年に始まったユーロNCAPは、米道路安全保険協会(IIHS)と並び、世界的に信頼される評価プログラムだ。2018年に初代ネクソが水素車として初めて5つ星を獲得したのに続き、2代目も最高等級となり、現代自動車は水素車分野での安全競争力を改めて示した。

ネクソは、成人・子ども乗員保護、歩行者保護、安全支援システムなど、すべての評価項目で高い評価を受けた。成人乗員の保護では、前面・側面衝突時に乗員の空間を安全に維持し、主要な身体部位を適切に保護するとともに、乗員同士の負傷リスクを低減したと評価された。後方衝突時にも、前席とヘッドレストが成人ダミーの頸椎(首)を効果的に保護した。子ども乗員の保護では、6歳と10歳のダミーの主要部位を効果的に保護し、最高点を得た。

緊急時に救援センターへ自動通報するシステムや、多重衝突防止ブレーキシステムなどの先進安全装備も高く評価された。自動緊急ブレーキ(AEB)が歩行者や自転車、オートバイを正確に検知する点や、浸水時にドアや窓を開放して脱出を助ける機能も認められた。

現代自動車は、アイオニック5(2021年)、アイオニック6(2022年)、アイオニック9(今年9月)に続き、ネクソでも最高等級を達成した。現代自動車の関係者は「今回の最高評価により、安全な車づくりに対する現代自動車の姿勢が認められた」と話した。


金在亨 monami@donga.com