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先月のICT輸出が37兆ウォン、半導体好況で過去最大

先月のICT輸出が37兆ウォン、半導体好況で過去最大

Posted December. 15, 2025 09:47,   

Updated December. 15, 2025 09:47


先月の情報通信技術(ICT)産業の輸出額が、254億5000万ドル(約37兆6000億ウォン)となり、2カ月ぶりに過去最高を更新した。今年に入ってだけでも、半導体輸出の好調を背景に、過去最大の輸出記録を4度も更新している。

14日、産業通商資源部と科学技術情報通信部によると、11月のICTの輸出は254億5000万ドルで、前年同月比24.3%増加した。世界的なICT機器需要の回復を受け、ICT輸出は10カ月連続で増加している。9月に254億ドルと過去最大の輸出額を記録したのに続き、わずか2か月後の先月にはそれを上回った。先月のICT輸入額は127億7000万ドルで、前年より2.7%増えた。この結果、先月のICTの貿易収支は126億9000万ドルの黒字となり、これも過去最大だった。従来の最大記録は、2018年9月の122億8000万ドルだった。

品目別では、「スーパーサイクル」に入った半導体の輸出額が172億7000万ドルと、前年より38.6%急増した。メモリの固定価格の上昇と高付加価値製品の堅調な需要を背景に、半導体輸出は今年だけで6月、8月、9月、11月の4度、過去最高を塗り替えた。携帯電話の輸出額も15億ドルと、前年より3.5%増加した。完成品の輸出は減ったものの、カメラモジュールなど高性能部品の需要が大きく伸びたためだ。コンピューターおよび周辺機器の輸出額も15億2000万ドルで、1.9%増えた。

地域別では、中国(25.3%)、ベトナム(11.6%)、米国(7.9%)、台湾(32.2%)、欧州連合(EU、18.1%)、日本(18.0%)など、ほとんどの地域で先月の輸出が増加した。一方、インド向け輸出は前年より8.9%減少し、5カ月ぶりに減少に転じた。


周愛眞 jaj@donga.com