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4大金融グループ、利息収入5年ぶりに減少へ

4大金融グループ、利息収入5年ぶりに減少へ

Posted December. 08, 2025 10:23,   

Updated December. 08, 2025 10:23


今年、韓国主要金融持株会社の年間利息収入が、前年度比で異例に減少する見通しだ。7日、金融情報会社FNガイドによると、今年上位4位の金融持株会社(KB・新韓・ハナ・ウリィ)の年間利息収入の市場予想値は、総額101兆4737億ウォンと集計された。昨年(105兆8307億ウォン)より約4%減少した数字だ。

利息収入とは、銀行などの金融会社が資金を貸し出したり運用したりして得る利息収入のことで、一般企業の売上高に相当する。通常、金利が下がり、融資の伸びが鈍化すると、利息収益も減少する。

上位4社の金融持株会社の利息収入が後退するのは、コロナ禍だった2020年以来5年ぶりのことだ。

2020年、韓国銀行は政策金利を過去最低の年0.50%まで引き下げ、これにより金融会社の外形成長に急ブレーキがかかった。しかし住宅価格の上昇に伴う家計向け融資の増加と、その後の金利引き上げが重なり、昨年は4年ぶりに利息収入が2倍以上膨らんだ。

個別会社の利息収入増加基調も鈍化するとみられる。証券会社各社は、KB金融の今年の利息収入が29兆7128億ウォンで昨年比2.6%減、また新韓(シンハン)金融は27兆4129億ウォンで6.2%減、ハナ金融は23兆0083億ウォンで4.5%減、ウリィ金融は21兆3397億ウォンで3.1%減するとそれぞれ予想している。

実際、金融持株会社の中核系列会社である銀行は、最近、年末の家計向け融資営業を事実上休止し、低信用者向け金利を大幅に引き下げるなど、「包摂金融」の動きを見せている。


シン・ムギョン記者 yes@donga.com