Go to contents

銀行の融資金利が1カ月で0.4%P上昇 「フルレバレッジ世代」は戦慄

銀行の融資金利が1カ月で0.4%P上昇 「フルレバレッジ世代」は戦慄

Posted December. 08, 2025 10:23,   

Updated December. 08, 2025 10:23


韓国銀行の利下げに対する市場の期待がしぼみ、都市銀行の融資金利が1カ月余りで0.4%ポイント以上上昇した。また、年末を控え、銀行は家計向け融資総量規制に合わせるため、上乗せ金利(スプレッド)を引き上げ、融資のハードルが高まっている。

7日、金融業界によると、KB国民(クンミン)、新韓(シンハン)、ハナ、ウリィ銀行の4大都市銀行の4日基準の住宅ローンの固定(ミックス型)金利は、年4.120~6.200%と集計された。10月末(3.690%)と比べると、金利の下限が0.430%ポイント上昇した。ミックス型金利は先月中旬、2年ぶりに金利上限が初めて6%台を超えたのに続き、金利下限も1年ぶりに4%台へ再び進入した。同期間、4大都市銀行の信用融資の金利も下限が0.220%ポイント上昇した。

銀行の融資金利上昇の局面は、当面続くものとみられる。融資金利算定の基準となる指標が上昇しているためだ。実際、10月末は3.115%だった5年満期銀行債の金利は、今月5日は3.452%へ0.337%ポイント上昇した。同期間、コフィックス(COFIX/新規取扱額基準)も2.520%→2.570%へと0.050%ポイント上がった。

家計向け融資の需要を抑制するため、銀行が上乗せ金利を引き上げている点も、融資金利上昇の背景として指摘される。先に政府は6・27不動産対策を発表し、下半期(7~12月)の銀行圏の家計向け融資の増加目標値を3兆6000億ウォンと、従来(7兆2000億ウォン)比半分に縮小した。これにより、ほとんどの銀行が融資総量を減らさねばならない状況となっている。

都市銀行の関係者は、「今年も残すところ1か月を切り、融資総額を減らさなければならず、非常に難しい時期だ」と述べ、「上乗せ金利をわずかに引き上げる方法で新規融資を抑制し、既存の融資の返済を促している」と説明した。。


カン・ウソク記者 wskang@donga.com