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鄭義宣現代自会長「起亜の80年は偉大な旅路」 未来コンセプトカーも披露

鄭義宣現代自会長「起亜の80年は偉大な旅路」 未来コンセプトカーも披露

Posted December. 06, 2025 10:45,   

Updated December. 06, 2025 10:45


「起亜(キア)の80年は偉大な道のりだった。100年に向けた未来は挑戦だ」

京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンイン)の「起亜ビジョンスクエア」で5日に開かれた起亜80周年記念式典で、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長はこう語った。

1944年12月11日、自転車製造の「京城精工」として創業した起亜は、1994年以来およそ30年ぶりに公式社史「起亜80年」を発刊した。式典で鄭会長は「起亜は多くの曲折を経ながら、諦めない意志と仲間意識とは何かを示してきた」と強調した。

公開された社史には、1960年の初の倒産、1980年の政府主導による産業統廃合での乗用車生産中断、1997年の法定管理(会社更生法に相当)など苦難の歴史も記録された。社史執筆を担当した起亜顧問のイ・ジョンギュ氏は「成功だけでなく、試練と失敗の痛みも省略なく記録してほしいという会長の要望があった」と話した。

式典では、未来ビジョンを反映したコンセプトカー「メタ・トゥリスモ」(写真)も初公開された。企業側は「1960年代の長距離旅行の魅力を現代的に再解釈し、運転の楽しさと快適な空間、デジタル技術による新しい体験を盛り込んだ車両」と説明した。


李沅柱 takeoff@donga.com