Go to contents

K水素エネルギー技術が集結 WHE2025開幕 現代自動車「主導権譲らず」

K水素エネルギー技術が集結 WHE2025開幕 現代自動車「主導権譲らず」

Posted December. 05, 2025 10:14,   

Updated December. 05, 2025 10:14


現代(ヒョンデ)自動車グループをはじめとする韓国企業が、水素産業博覧会「ワールド・ハイドロジェン・エキスポ(WHE)2025」に多数参加し、次世代環境配慮型エネルギー源として注目される水素分野に対するビジョンを示す。現代自動車グループの張在勳(チャン・ジェフン)副会長は4日、会場で「韓国は石油やバッテリー鉱物がある国ではない」と述べ、「だからこそ水素について我々が意志を持って先導していかなければならないと考えている」と語った。

4日から7日まで京畿高陽市(キョンギ・コヤンシ)のKINTEXで開かれる「WHE 2025」には、現代自動車をはじめ世界約20か国、約250社が参加する。グローバル企業CEO協議体である水素委員会が、2~4日にソウルで開いた「水素委員会CEOサミット」に続く大型水素関連イベントだ。2020年から開かれてきた国内代表水素産業展示会「H2 MEET」が前身で、韓国自動車モビリティ産業協会(KAMA)と韓国水素連合が共同運営する。

水素は、近年浮上しているエネルギー源である。太陽光・風力など再生可能エネルギーは発電が不規則で長期保存が難しいという欠点がある。一方で水素は貯蔵・輸送が可能で注目されている。

先頭に立って力強く「水素ドライブ」をかけている現代自動車グループは、特に今回の博覧会に力を入れている。現代自動車、起亜(キア)はもちろん、現代製鉄、現代建設、現代エンジニアリング、現代グロービス、現代ロテムなど7系列会社が参加し、グループ水素事業ブランド「HWTO」の共同ブースを設けた。代表的に披露したのは、水を電気エネルギーで分解後、非常に薄い高分子膜を通過させて水素を抽出する方式の「高分子電解質膜(PEM)水電解」などの水素生産技術だ。現代自動車グループは、2027年に完成予定の蔚山(ウルサン)水素燃料電池新工場で、国内初となるこの技術を適用する計画である。チャン氏は、「水素は用途と地域によって活用価値が非常に多く、グローバルな関心も発展期に差し掛かっている」とし、「水素に関する主導権は渡さない」と述べた。

HD現代インフラコアも同日ブースを開き、世界最大級となる22L級水の素エンジン「HX22」を実物公開した。商用化を控えたこのエンジンは、約200世帯が1年間使用できる電力を生み出す水準だ。同社は水素エンジンを、環境配慮型燃料転換時代の収益源として育成する計画だ。


チェ・ウォンヨン記者 o0@donga.com