
豪雨で開いたマンホールに落ちた女性を引き上げ、急流に流された学生を素手で救助した市民が、今年の「119義人賞」の受賞者に選ばれた。消防庁は、市民10人に対し、「2025年の119義人賞」を3日に授与すると、2日明らかにした。
今年の受賞者は、ジン・ガンソプ、イム・ジフン、チャン・ボクス、パク・ジンジュ、ユ・ジュニ、キム・グヌ、ファン・ウジン、キム・ジンソク、パク・ヒョンギョン、キム・ギジョンの各氏。火災、水難、豪雨など様々な危機的状況で迅速な判断と勇気ある行動で救助に乗り出した功績が認められた。
ジン・ガンソプ氏は6月16日、江原洪川郡(カンウォン・ホンチョングン)の洪川江で水遊び中に急流に流された学生4人のうち2人を自ら川へ飛び込んで救助した。イム・ジフン氏は同月、釜山蓮堤区(プサン・ヨンジェグ)で豪雨で開いていたマンホールに落ちた女性をためらわず引き上げ救助した。
3月、慶尚北道(キョンサンブクド)で発生した大規模な山火事当時には、キム・グヌ氏が高齢住民20人を2時間にわたり支え避難を助けた。このほか、火災や水難事故の現場で身を顧みず救助活動にあたった市民たちも名を連ねた。
イム・ジェヒョク記者 heok@donga.com






