Go to contents

戒厳の夜から1年、闇はいまだ晴れず

Posted December. 01, 2025 09:00,   

Updated December. 01, 2025 09:00


昨年12月3日に尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が「非常戒厳」を宣布してから1年が経過した。尹氏は憲法裁判所裁判官の全員一致の意見で罷免され、内乱首謀の容疑で起訴され、裁判を受けている。

この1年間で、尹氏をはじめ国政ナンバー2だった韓悳洙(ハン・ドクス)前首相、主要閣僚、軍・警察の首脳部など23人が違法戒厳への加担容疑で次々と起訴された。警護処長時代から戒厳を企画・総括した金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官、戒厳当日に国会と中央選挙管理委員会に兵力を投入した李鎮雨(イ・ジンウ)前陸軍首都防衛司令官、呂寅兄(ヨ・インヒョン)前国軍防諜司令官、郭種根(カク・ジョングン)前陸軍特殊戦司令官など、前・現職の軍将官15人が裁判を受けている。

また、警察力を動員し国会と選管を封鎖した趙志浩(チョ・ジホ)前警察庁長、金峰植(キム・ボンシク)前ソウル警察庁長など警察幹部4人、戒厳閣議に参加した李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官、趙太庸(チョ・テヨン)前国家情報院長ら政府高官3人も起訴された。

さらに、尹氏が就任半年後の2022年11月からすでに「非常大権措置」を口にしていたことも明らかになった。特別検察官(特検)の公訴状によれば、当時与党だった「国民の力」指導部との夕食会で「私には非常大権がある、一掃する」と発言したという。第22代国会議員選挙を控えた昨年3月末から月に1~2回、軍幹部との会食し、少なくとも9回「非常大権措置」を言及したという。

戒厳宣布から1年が経った今も動機は解明されていない。尹氏は、戦時・事変に準ずる状況でのみ可能な非常戒厳について、「共に民主党の暴挙を知らせる警告レベル戒厳」と説明しているが、特検側は「信憑性がない」と見ている。むしろミョン・テギュン・ゲートをはじめ妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏をめぐる疑惑が噴出する中、局面転換と権力独占を狙った措置だったと判断し、捜査を進めている。年末から来年初めにかけて3件の特検捜査が順次終了する中、「共に民主党」は追加の特検構成の可能性を示唆した。李在明(イ・ジェミョン)大統領は12月3日、特別談話を行い、5部要人を招いて昼食会を予定している。


コ・ドイェ記者 チェ・ミソン記者 yea@donga.com