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民間宇宙時代へと飛翔 「ヌリ」打ち上げ成功

民間宇宙時代へと飛翔 「ヌリ」打ち上げ成功

Posted November. 28, 2025 09:32,   

Updated November. 28, 2025 09:32


「5、4、3、2、1、ヌリが発射されました」

27日午前1時13分、全羅南道高興郡(チョルラナムド・コフングン)の羅老(ナロ)宇宙センター。韓国の独自技術で開発された韓国型ロケット「ヌリ」の4回目の打ち上げを告げる声が響くと、歓声が一斉に上がった。市民の声援の中、暗い空を切り裂いて飛び立ったヌリは、1段と衛星が搭載された3段を覆うフェアリング、2段を順に分離した後、主搭載衛星「次世代中型衛星3号」の分離に成功した。続いて残り12基の衛星も順次送り出した。午前1時55分、南極セジョン基地地上局で次世代中型衛星3号との初交信に成功すると、宇宙航空庁は午前2時40分、ヌリの4回目の打ち上げ成功を公式発表した。

ヌリのこれまでの1~3回の打ち上げでは、韓国航空宇宙研究院が製作と打ち上げ過程を主管した。しかし今回4回目の打ち上げは、初めて民間企業のハンファエアロスペースが組み立てなど製作総括を担った。韓国でも米国と同様に民間主導による宇宙開発に乗り出す「ニュー・スペース」時代が開かれた形だ。KAIST航空宇宙工学科のチン・ジョングン教授は「今回の打ち上げは、ロケットの信頼性確保と民間への技術移転という2つの面で重要な意味を持つ。企業が技術を自ら内在化し、今後民間主導のロケット開発の可能性を示した点で大きな意義がある」と述べた。

ヌリの4回目の打ち上げは初の夜間発射だった。発射直前、アンビリカル回収圧力センサーの信号異常が発生し、当初予定していた午前0時55分から午前1時13分へと約18分遅れたものの、打ち上げは支障なく行われた。韓国航空宇宙研究院韓国型発射体系高度化事業団のパク・ジョンチャン団長は「夜間発射が技術的により難しいわけではないが、発射要員の集中力低下が最も懸念された」とし、「これに備え事前に複数回の実戦訓練を実施した」と述べた。ヌリは来年に5回目、2027年に6回目の打ち上げが予定されている。

打ち上げの結果に関するブリーフィングに臨んだ裵慶勲(ペ・ギョンフン)副首相兼科学技術情報通信部長官は、打ち上げ成功を伝え、「大韓民国が独自の宇宙輸送能力を保有したことを改めて証明するだけでなく、政府と民間企業、国家研究所が1つのチームとなって遂行した最初の民官共同発射だ」と強調した。

李在明(イ・ジェミョン)大統領は同日、フェイスブックに「大韓民国の宇宙開発史の新たな章が開かれた瞬間だ」と投稿した。


高興=チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com