
18日、米国のウェブインフラ企業クラウドフレアの障害により、チャットGPTをはじめとする主要な人工知能(AI)サービスが一時的に同時マヒする、前例のない混乱が生じた。AIサービスが世界中の人々の日常生活に深く浸透するにつれ、ネットワーク障害の影響も世界規模にまで拡大した。
昨年7月にも、米マイクロソフト(MS)のクラウドサービスで障害が起き、航空機の運航に支障が出たほか、主要国の情報技術(IT)システムが相次いで麻痺した。特定企業のトラブルが世界全体の機能停止につながるという恐れが繰り返される中、「ハイパーコネクティビティ社会」の脆弱性が一段と浮き彫りになっている。
クラウドフレアは、世界中のユーザーが望むコンテンツに迅速かつ安全にアクセスできるよう支援するITサービス企業で、世界のインターネットトラフィックの約5分の1が同社ネットワークを経由する。今回の障害の影響で、顧客であるオープンAIのチャットGPT、X(旧ツイッター)、スポティファイ、フェイスブック、アマゾン、オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」などで同時接続障害の報告が相次いだ。クラウドフレア内のトラフィック急増によって引き起こされたAI関連障害は、18日午後8時30分(韓国時間)頃から11時30分頃まで続いた。
障害は約3時間しか続かなかったが、AIへの依存度が高まっている会社員や学生からは日常生活に支障が出たとの声が相次いだ。会社員のキムさん(27)は「AIで通常1時間で済む文書を、3時間もかけて仕上げた。退勤後も仕事を終えられず、結局19日に早出して仕上げた」と話した。この日、ある保護者向けオンラインコミュニティには「学校の課題をしていた息子が、チャットGPTが使えなくなり、慌てて検索エンジンで調べ直して何とか終わらせた」との投稿もあった。今回の事態については、AIへの過度な依存が生む副作用を端的に示したとの見方も出ている。
今回の障害によって、少数のグローバルインフラプロバイダーに過度に依存するグローバルAIサービスの構造的な脆弱性が改めて浮き彫りになったとの声もある。中央(チュンアン)大学AI学科のイ・ジェソン教授は「海外基盤のAIサービスへの依存度が高まるほど、障害発生時の対応が遅れる可能性が高くなる。サーバー分散など安全装置を備えた国内AIシステムを育成することで、サービス供給の多角化を図る必要がある」と指摘した。
チャン・ウンジ記者 イ・スヨン記者 jej@donga.com






