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「トランプ演説を歪曲編集」で危機に陥ったBBC首脳部が辞任、公正性論争「余波」

「トランプ演説を歪曲編集」で危機に陥ったBBC首脳部が辞任、公正性論争「余波」

Posted November. 11, 2025 09:10,   

Updated November. 11, 2025 09:10


トランプ米大統領の2021年1月の演説を切り取った番組で大きな批判を受けている英公共放送BBCのティム・デイビー社長とニュース部門トップのデボラ・ターネス氏が9日、辞任した。1世帯当たり175.5ポンド(約33万5千ウォン)の受信料で運営されるBBCは、今回の事件以外にも最近、公正性をめぐって何度も物議を醸した。

BBCは昨年、米大統領選を1カ月後に控えた10月、特集ドキュメンタリー「トランプ:2度目のチャンス?」を放送した。トランプ氏の2020年大統領選敗北に怒った支持層が翌年1月6日、ワシントン連邦議会議事堂に乱入した場面を重点的に扱っている。

番組には、トランプ氏が「我々は議会へ行く。私もそこで皆さんとともにする。地獄のように(必死に)戦おう」と発言する場面が盛り込まれていた。しかし実際の発言は「議会へ行って、平和的かつ愛国的に声を上げよう」だった。「地獄のように戦おう」という発言は、その約54分後に登場する。

つまり、BBCは「平和的に声を上げよう」という発言を削除し、「戦おう」という発言を「議会へ行く」という発言の直後につなげた。あたかもトランプ氏が意図的に議会乱入を扇動したかのように報じたのだ。

今回の事件は、BBCの編集基準委員会の元独立外部顧問のマイケル・プレスコット氏がBBC理事会に送った書簡を、4日にテレグラフが報道し明らかになった。プレスコット氏はこの書簡で、BBCアラビア語ニュースが意図的に反イスラエル傾向を帯びているという主張も展開したという。

トランプ氏はデイビー氏らの辞任の知らせを歓迎した。トランプ氏は10日、トゥルース・ソーシャルに「BBCの最高幹部が辞任、または解雇された。私のすばらしい(完璧な)演説を『捏造』したことがばれたからだ」とし、「彼らは極めて不誠実な人物で、大統領選の天秤を操作しようとした」と投稿した。


金聖模 mo@donga.com