
「初の『Z世代』ニューヨーク市長の妻として、来年1月1日に『グレイシー・マンション(ニューヨーク市長公邸)』の主人となるラマ・ドゥワジさん(28)への関心が高まっている」
米CNNは5日、ニューヨーク初のイスラム教徒市長であり「民主社会主義者」を自任するゾーラン・マムダニ氏(34)の妻、ドゥワジさんをこのように紹介した。イラストレーター兼アニメーターであるドゥワジさんは、選挙運動期間中、メディアへの露出を避けてきた。それでもドゥワジさんの独自の芸術活動とファッションへの関心が高まり、インスタグラムのフォロワーは60万人を超えた。
CNNや米紙ニューヨーク・タイムズなどは「ドゥワジさんは意図的に背景にとどまっている」とし、ドゥワジさんがマムダニさんと共にテレビ出演したり雑誌撮影に登場したりする伝統的な「政治家の妻」の役割には踏み出していないと伝えた。英紙テレグラフは「ドゥワジさんは選挙運動期間、前面には出なかったが、進歩的な若いニューヨーク市民に『庶民的な魅力(everyman appeal)』を与えた」とし、「これはマムダニ氏が出馬後、前面に出そうとしたイメージだった」と評価した。
シリア系米国人であるドゥワジさんはテキサス州ヒューストンで生まれ、9歳の時にアラブ首長国連邦(UAE)ドバイへ移住した。バージニア・コモンウェルス大学(VCU)芸術学部を卒業し、ニューヨーク・スクール・オブ・ビジュアル・アーツ(SVA)で修士号を取得した。現在は中東、欧州、米国を行き来しながら作品活動を行っている。英BBCによると、ドゥワジさんの作品はニューヨーク・タイムズ、ファッション誌VOGUEなど有力メディアはもとより、ロンドンのテート・モダン美術館でも紹介された。
マムダニ氏とドゥワジさんは2021年、出会い系アプリ「Hinge」を通じて初めて出会い、昨年10月に婚約した。その2カ月後、ドバイでイスラム式の婚姻儀式を行い、今年2月、ニューヨーク市庁舎で結婚した。
ドゥワジさんはこれまでソーシャルメディアに中東危機を描いた作品を投稿し、親パレスチナ的立場を公に示してきた。2020年には、イスラエルがパレスチナ農民に被害を与えたという雑誌記事に挿絵を描き、「大統領が変わっても米帝国主義は変わらない。誰が政権を握っても苦しむパレスチナの人々を思いながら」と記した。今年4月、中東・アフリカ地域誌「Yung」とのインタビューでは、「今のニューヨークの状況は暗い。私にできるのは、米国・パレスチナ・シリアで起きていることに対し、できる限り声を上げることだけだ」と述べた。
一方、ドゥワジさんの友人で写真家のハスナイン・バティさんはニューヨーク・タイムズに「彼女は現代版ダイアナ妃だ」と強調した。ドゥワジさん、1980~90年代に洗練されたファッションと多様な人権・社会活動で国民的人気を博した英国のダイアナ妃のような姿を見せ得ることを示唆したものとみられる。
キム・ユンジン記者 kyj@donga.com






