
「スーパーソニー」孫興慜(ソン・フンミン、33)が1得点1アシストを記録し、ロサンゼルスFC(LAFC)が2025年メジャーリーグ・サッカー(MLS)カップ・プレーオフ(PO)西カンファレンス準決勝に進出した。
LAFCは3日に行われたMLSカップPO1回戦(3戦2勝制)第2戦のアウェーゲームでオースティンを4-1で下した。最前線のストライカーとして先発出場した孫興慜は前半21分、先制ゴールを決めた。デニス・ブアンガ(31・ガボン)のパスを受けてペナルティーエリアに切り込み、フェイントで守備をかわして左足でゴールネットを揺らした。PO初得点となった孫興慜は、LAFC加入から3カ月で二桁得点(10ゴール)を達成した。孫興慜はレギュラーシーズンで10試合9ゴールを記録していた。
孫興慜はその4分後、アシストも記録した。相手GKが飛び出して空いたゴールに向けて放ったシュートがDFに阻まれると、反対側にいたブアンガへパスを送り、ブアンガが右足でシュートを決めた。LAFCは前半44分にブアンガ、後半アディショナルタイムにジェレミー・エボビス(28・米国)がそれぞれ追加点を挙げた。
先月30日のPO1回戦第1戦(ホーム)でオースティンを2-1で下したLAFCは、シリーズ2連勝でカンファレンス準決勝進出を決めた。
サッカーデータ専門サイト「FotMob(フットモブ)」は、孫興慜にチームで2番目に高い8.6点を付けた。スティーブ・チェルンドロLAFC監督(46・米国)は試合後、「孫興慜のように両足を自在に使う選手を止めるのは難しい」と称賛した。
チェルンドロ監督は、かつてドイツ・ブンデスリーガのハノーファー96でDFとしてプレーしていた時期に、当時ハンブルク所属だった孫興慜と対戦した経験がある。
レギュラーシーズン西カンファレンス3位のLAFCは、同2位のバンクーバーと決勝進出を懸けて対戦する。1回戦が3戦2勝制だったのに対し、準決勝からは一発勝負のトーナメントとなる。バンクーバーにはドイツのバイエルン・ミュンヘンの「レジェンド」トーマス・ミュラー(36・ドイツ)が所属している。ミュラーはミュンヘンで通算756試合に出場し250ゴールを記録し、8月にバンクーバーに加入。レギュラーシーズン7試合で7ゴールを記録している。
ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com






