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「軍人に給料を」、1900億ウォンを寄付した米国の「静かな富豪」

「軍人に給料を」、1900億ウォンを寄付した米国の「静かな富豪」

Posted October. 27, 2025 09:29,   

Updated October. 27, 2025 09:29


1日から始まった米連邦政府の閉鎖で給料を受け取れない軍人のため、1億3000万ドル(約1885億ウォン)を寄付したのは、トランプ米大統領の友人で、金融・鉄道財閥メロン家の相続人ティモシー・メロン氏(83)だと、米紙ニューヨーク・タイムズが25日(現地時間)に報じた。

メロン氏は、元財務長官アンドリュー・メロンの孫で、一族はその名を冠したニューヨーク・メロン銀行の主要株主でもある。フォーブスやガーディアンによると、メロン家の資産は昨年6月時点で約1410億ドル(約20兆445億ウォン)、ティモシー氏個人の資産は最大40億ドル(約5兆8000億ウォン)と推定される。

トランプ氏は23日、「愛国者である私の友人が軍人のために巨額を寄付したが、本人は名前を明かしたくない」と述べ、メロン氏の名は伏せていた。メロン氏はこの資金を「軍人の給与および福利厚生費の補填用途に限る」という条件付きで寄付したという。1億3000万ドルは、現役米軍約130万人の1日分給与の約3分の1に相当する。

共和党員のメロン氏は、昨年の大統領選でトランプ氏を支援するスーパーPAC(特別政治行動委員会)に5000万ドル(約725億ウォン)を寄付した。ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官やワクチン反対団体を支援したこともある。

トランプ氏が初めて大統領選に挑戦した2016年のメロン氏の寄付額は3万2000ドル(約4531万ウォン)に過ぎなかったが、昨年の選挙では1億6500万ドル(約2392億ウォン)に急増した。

メロン氏はかつて、米北東部コネティカット州に住んでいたが、現在は北西部山岳地帯のワイオミング州に居住し、隠遁的な生活を送っていることで知られている。2015年の自伝で「税金と人の少ない場所を求めて移住した」と記した。メロン氏は同書で、社会保障制度を「奴隷制の再現」と表現し、人種差別論争を巻き起こした。

一部の専門家は、トランプ第2期政権がメロン氏の寄付金を兵士の給与支払いに充てることは、連邦機関が議会の承認なしに資金を受領・執行することを禁じる「財政赤字防止法に違反する可能性があると指摘している。ただし国防総省側は、任務中に負傷したり病気になった軍人や軍属のための寄付金を受け入れる根拠となる「一般寄付金の受領権限」に基づき、メロン氏の寄付金を受け入れたと説明している。


キム・ボラ記者 purple@donga.com