Go to contents

就職できず借金返せず、二重苦の20代

Posted October. 18, 2025 09:08,   

Updated October. 18, 2025 09:08


先月、20代の就業者数は前年より約15万人が減少し、36カ月連続の減少傾向が続いた。若年層の雇用不安が長期化する中、20代の銀行融資の延滞率も全世代で最も高い水準となっている。社会に出られないまま借金に押しつぶされる若者が増えていることを示している。

国家データ処が17日発表した「9月の雇用動向」によると、先月の20代の就業者数は343万5000人で、前年同月比14万6000人が減少した。雇用率も60.7%と前年より0.2%ポイント低下した。全世代で雇用率が減少したのは20代のみで、全体雇用率(63.7%)が統計を取り始めて以来、9月としては過去最高を記録したことと対照的だ。

若年層の雇用不安は、内需低迷が長期化する中、製造・建設業など良質な雇用の縮小が続いていることに起因する。職を得られない若者は、融資の元本や利息の返済にも苦しんでいる。KB国民(クンミン)、新韓(シンハン)、ハナ、ウリィ、NH農協の主要5行による「年齢別家計融資状況」によると、今年6月末時点で20代の家計融資延滞率(1カ月以上延滞)は平均0.41%で、全世代で最も高かった。

先月、就労せず求職活動もしていない20代の「休息中」の若者は39万9000人と集計された。前年同期(41万6000人)よりわずかに減少したが、9月としては過去3番目に多い人数となっている。


カン・ウソク記者 世宗市=キム・スヒョン記者 wskang@donga.com