
世界のハッカーが情報を共有するウェブサイトに、李在明(イ・ジェミョン)大統領と尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の携帯電話番号など個人情報が公開されていることが分かった。李氏の実際のメールアドレスに加え、パスワードと推定される12文字の英数字も含まれていた。現職・前職大統領の個人情報が漏えいするという国家機密レベルの事態に、国家安全保障への脅威が懸念されている。
21日、東亜(トンア)日報取材班がこのサイトを分析したところ、今年7月13日と20日にそれぞれ、尹氏夫妻と李氏夫妻の携帯番号や自宅住所など個人情報を含む投稿が確認された。照合の結果、李氏が使用していた携帯番号とメールアドレス、妻の金恵景(キム・ヘギョン)氏のメールアドレスが実際のものと一致した。尹氏夫妻の携帯番号や住所も同様だった。また、両氏の携帯端末の機種、通信会社情報、両親の名前までもが公開されていた。
「Leasian」と名乗るこのハッカーは、尹氏夫妻の個人情報が記載された投稿に「Fake President(偽大統領)」という英文メッセージを添え、李氏夫妻に対しては「You got doxxed(あなたも個人情報がさらされた)」と書き込んだ。
さらに、このハッカーは国内2つのインターネットメディアのドメイン情報や所属社員の個人情報、登録者数160万人を誇る元軍人ユーチューバー「ウワックグッド(本名・オ・ヨンテク)」のメールアドレスとパスワードとされる数字も公開していた。
このサイトには昨年6月、大田(テジョン)宣(ソン)病院のハッキング事件で流出した裁判所、検察、警察職員約40人と、三星(サムスン)・現代(ヒョンデ)グループ社員約60人の個人情報も掲載されていた。当時警察は「内査を開始した」と発表したが、1年以上経った今も情報は削除されず、公開されたままだ。警察関係者は「捜査の進展状況を確認する」と述べた。
チュ・ヒョンウ記者 チョン・ジュヨン記者 woojoo@donga.com






