
「設備作業中の工場に突然、移民当局の職員が押し寄せ、所持品も持てずに工場の廊下へ連れ出された。数百人が小学生のように5列に並ばされ、職員の指示に従わざるを得なかった。拘置施設へ向かう人々には鎖がかけられた」
6日(現地時間)、米ジョージア州サバンナで2日前に現代(ヒョンデ)自動車とLGエネルギーソリューションの合弁バッテリー工場(HL-GA)で行われた大規模な不法滞在者取り締まりの現場にいた複数の現場従業員は、当時の恐怖の状況をこのように説明した。彼らは、工場から約2時間の距離にあるフォクストンの移民税関捜査局(ICE)の拘束施設に収容された約300人の韓国人とは異なり、市民権や駐在員ビザ(E-2)などが認められて釈放された従業員たちだ。
彼らは「ヘリコプターや装甲車まで動員したICEの職員が、一般市民を狩るかのように工場の屋上やコンテナまでくまなく捜索し、手当たり次第に捕まえた」と話した。この過程で捕まることを恐れた一部のヒスパニック系労働者は工場内の池に飛び込んだという。
また「職員が廊下の従業員に最初に尋ねた言葉は『米国市民か、それともビザか』だった」とし、「市民と言えば右の列に、ビザと言えば反対側に行かされ、そこでさらにESTA、B1、B2、E2などビザの種類別に分類され、4~5時間にわたって身元確認作業を受けなければならなかった」と話した。その過程で合法的な身分を証明できなかった従業員には手首にブレスレット型の赤い帯が巻かれ、トイレに行く時も移民警察の監視を受けた。その後、手足を鎖で縛られ、行き先も分からない護送車に乗せられてフォクストンの拘束施設に連れて行かれたという。中には妊娠初期の女性も含まれていたという。
従業員たちは「翌日工場に行くと、数十個のカバンが散乱していた」とし、「残った従業員たちで一人一人の名札を確認し、会社別にまとめたが、その光景を見るたびに非常に胸が痛んだ」と吐露した。
一方、韓国の姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長は7日、「李在明(イ・ジェミョン)大統領は事案の早期解決に向けて全力で対応するよう指示した」と伝えた。李氏は6日にも、韓国国民の権益が侵害されないようにし、早期の事態の原状回復を目指して最善を尽すよう指示した。
ユン・ダビン記者 シン・ナリ記者 empty@donga.com






