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タイム誌「AI分野100人」に韓国系女性2人

タイム誌「AI分野100人」に韓国系女性2人

Posted August. 30, 2025 08:44,   

Updated August. 30, 2025 08:44


米国のニュース週刊誌「タイム」は28日(現地時間)、「2025年の人工知能(AI)分野で影響力を持つ100人」を発表し、韓国人女性2人が名を連ねた。主人公は米スタンフォード大学教授のチェ・イェジン氏と、米オープンAIのモデル行動担当責任者のジョアン・ジャン氏。両氏は、ジェンスン・ファン米NVIDIA最高経営責任者(CEO)、米オープンAIのサム・アルトマンCEO、イーロン・マスク米テスラCEOと肩を並べた。

同誌は、今年のAI分野に大きな影響を与えた100人を、リーダー、革新者、開拓者、構想者の4部門に分けて発表。このうちチェ氏とジャン氏は構想者部門に選ばれた。

チェ氏はソウル大学工学部コンピューター工学科を卒業し米コーネル大学で博士号を取得。今年1月からスタンフォード大学の人間中心AI研究所(HAI)に勤務している。コンピューターを用いた言語解析、自然言語処理(NLP)分野の権威だ。2022年には「天才賞」として知られる「マッカーサー・フェローシップ賞」を受賞した。同誌は「チェ教授はAIの人間的帰結に関心を抱く研究者になった」とし、「少数のビックテックが支配する大規模言語モデル(LLM)の代替案として注目される小規模言語モデル(SLM)を探求するためHAIに合流した」と伝えた。

ジャン氏はドロップボックスとグーグルでプロダクトマネジャー(PM)を務め、2021年12月にオープンAIに入社。現在はAIモデルの行動と政策を統括している。同誌は「ジャン氏は、ユーザーがAIを活用して目標を達成できるよう支援することを自らの使命と考えている」と報じた。

一方、リーダー部門にはファン氏、アルトマン氏、マスク氏のほか、孫正義(ソン・マサヨシ)ソフトバンクグループ会長、マーク・ザッカーバーグ・メタCEO、アンディ・ジャシー米アマゾンCEO、魏哲家・台湾積体電路製造(TSMC)会長、梁文鋒DeepSeek創業者らが名を連ねた。


イ・ジユン記者 asap@donga.com