
化粧品の製造者開発生産(ODM)メーカーのコスマックスが、インド市場に進出する。中国・米国・東南アジア・中南米に続き、インドにまで拠点を広げ、グローバル事業拡大に拍車をかけている。
21日、化粧品業界によると、コスマックス創業者の李慶秀(イ・ギョンス)会長は前日、ソウル永登浦区汝矣島(ヨンドゥンポグ・ヨイド)で、韓国国内外の証券会社の研究員を対象に企業説明会(IR)を開き、インド市場への進出計画を明らかにした。今年末までにインドのムンバイに現地法人を設立し、拠点を設けるという構想だ。コスマックスの関係者は、「インド現地と国内を行き来しながら関連業務を担当する人材を採用している」とし、「現在としては、工場設立計画はなく、営業事務所の形で運営する予定だ」と説明した。
コスマックスがインドを選んだ背景には、Kビューティーの成長潜在力がある。大韓貿易投資振興公社によると、インドのビューティー市場は、2027年までに300億ドル規模に成長し、世界ビューティー市場の約5%を占めるものとみられる。コスマックスは、海外生産と営業拠点を着実に広げてきた。中国と米国などに工場を置いて直接生産を継続する一方、インドネシアとタイでは新工場を建設している。ベトナムのホーチミンとマレーシアのクアラルンプールには営業事務所を置いており、昨年はメキシコ事務所を設置して中南米地域の営業網を確保している。今年はフランスに新しい拠点を追加し、欧州攻略にも乗り出している。
海外法人の業績成長も著しい。昨年、インドネシアの売上は前年より31.9%増の1132億ウォン、タイの売上は70.4%増の435億ウォンだった。
キム・ダヨン記者 damong@donga.com






