
極端な猛暑と各地で発生した山火事により、スペインとポルトガルが位置するイベリア半島が燃えている。人的・財産的被害も雪だるま式に拡大している。
スペインのカルロス3世保健研究所の分析によると、今月3日から18日まで続いた猛暑により、19日時点でスペインだけで少なくとも1149人が死亡したと集計された。死亡者の大半は65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人、猛暑を含む異常気象に脆弱な層だ。
スペインでは1ヵ月前の7月にも猛暑で少なくとも1060人が死亡した。昨年7月より57%増加した。
猛暑が続くスペイン南部では、今月に入って、日中の気温が40〜45度の「灼熱地獄」が続いている。17日にはムルシアの街頭に設置された温度計が48度を記録した。
猛暑と干ばつがもたらした山火事の被害も深刻だ。欧州森林火災情報システム(EFFIS)によると、スペインでは今年だけで火災により少なくとも4人が死亡した。特にソウル(約605.2平方キロメートル)の6倍を超える38万2千ヘクタール(約3820平方キロメートル)の土地が灰になった。
サンチェス首相は19日、火災被害が特に深刻な西部エストレマドゥーラを訪問した。サンチェス氏は「極端な暑さが山火事の拡大を加速させた。最大限の注意を払ってほしい」と呼びかけた。
山火事の影響で、世界的な観光名所である巡礼道、カミーノ・デ・サンティアゴの一部区間も通行止めとなった。首都マドリードとガリシア州を結ぶ一部鉄道の運行も停止となった。山火事が急速に広がっている数十の村には避難命令が出された。
隣国ポルトガルでも猛暑が続いており、大規模な山火事が発生し、少なくとも2人が死亡し、23万5千ヘクタール(約2350平方キロメートル)が焼失した。これは過去の年平均の山火事被害面積の5倍に達する。
イム・ヒョンソク記者 lhs@donga.com






