
「私が死んでしまえば夫に生きる道が開けるのではないでしょうか」
逮捕・収監中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏(写真)が19日、尹氏のメンターと呼ばれた申平(シン・ピョン)弁護士と面会した際、このように語ったという。金氏は野党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)前代表について裏切られたと吐露したという。
申氏は20日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、前日に金氏が収監されているソウル九老区(クロク)の南部拘置所を訪れ、金氏と面会したと明らかにした。申氏は「金氏が面会室の椅子に座るや否や、いきなり(このように)言った」とし、「最近この考えに深くとらわれているようだった」と語った。金氏は瑞熙(ソヒ)建設の李鳳官(イ・ボングァン)会長については「(李在明)政府と協力して私たちを殺そうとしている」と悔しさを露わにしたという。総額1億ウォン台の高級ネックレスやブローチ、イヤリングなどの賄賂を渡した李氏は、以前に自首調書とヴァンクリーフ&アーペルのネックレスを「金建希特検」(閔中基特別検察官)に提出した。
申氏によると、金氏は韓氏について「韓東勲がなぜそんなことができるのか」と述べ、「韓東勲があんなふうに裏切らなければ、彼の前途には無限の栄光が待っていたはずだ」と嘆いたという。
申氏は「韓氏との対立がこのすべての事態の始まりという趣旨の話から出た発言だった」と説明した。尹錫悦政府の初代法務部長官に指名された韓氏は、2023年12月末に「国民の力」の非常対策委員長に任命された後、金氏の特検問題などをきっかけに尹氏との関係が悪化した。「非常戒厳」の局面では尹氏の弾劾に賛成し、完全に決裂した。
特検は20日、「裁判所によって31日まで金氏の第1次収監期間の延長が決定された」と明らかにした。金氏の第1次収監期間は逮捕状が発付された12日から21日までだった。刑事訴訟法上、検察は被疑者を、拘束期間を含めて10日間収監でき、1回に限り10日間延長できる。
特検は、金氏に対する取り調べが十分でないため、収監期間の延長は避けられないと判断したという。特検は20日、金氏に対して逮捕後3回目の取り調べを行う予定だったが、金氏側が「健康がすぐれず困難」という自筆の意見書を提出し、21日午後に延期された。
特検は21日の取り調べで、コンジン法師・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の請託疑惑を追及する方針だ。これまでの2回の取り調べでは、政治ブローカーのミョン・テギュン氏の公認介入疑惑とドイツ車の輸入販売会社「ドイツ・モーターズ」株価操作疑惑に関連する取り調べが行われた。特検は延長された収監期間中に取り調べを行った後、金氏を起訴する計画だ。






