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「領土を渡せ」 ウクライナを窮地に追い込む米ロ首脳

「領土を渡せ」 ウクライナを窮地に追い込む米ロ首脳

Posted August. 18, 2025 09:01,   

Updated August. 18, 2025 11:23


トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が15日(現地時間)、米アラスカ州アンカレッジの米軍基地で首脳会談を行ったが、ウクライナ戦争終結などに関する合意には至らなかった。両首脳が戦争終結の争点をめぐって具体的な意見の一致を見なかったとみられている。ただし、プーチン氏は「ウクライナが東部ドネツク州とルハンスク州を完全に放棄すれば、現戦線を凍結し攻撃を止める」と提案し、トランプ氏はこれを欧州首脳らに伝えたと、米紙ニューヨーク・タイムズなどが報じた。

ロシアの侵攻により領土の約20%を占領されたウクライナを排除したまま進められた会談で、領土調整の議論が米ロ間で一方的に交わされたのだ。一方、ロシアに対する追加制裁などは議論されなかったという。「力の論理」が支配する冷酷な国際社会の現実の中で、ウクライナの孤立が再確認されたと指摘されている。

18日に米ワシントンのホワイトハウスで行われるトランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談では、トランプ氏が戦争終結と平和を理由に。ウクライナに領土放棄を迫る可能性があるとの見方も出ている。米ロ首脳は15日の会談後、約10分間の共同記者会見を開き、「建設的な対話を交わした」とだけ述べ、詳細な合意内容は発表しなかった。トランプ氏は会談後、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「戦争を終わらせる最善の方法は、守られない『停戦協定』ではなく、『平和協定』に直ちに進むことだ」と投稿した。これについて、ロシアにウクライナへの攻撃を行う時間を与えたとの批判が出ている。ゼレンスキー氏は16日、「ロシアは停戦のための多くの要求をこれまで黙殺し、殺戮をいつ止めるかもまだ決めてもいない」と複雑な心境を吐露した。


ワシントン=シン・ジンウ特派員 パリ=ユ・グンヒョン特派員 niceshin@donga.com