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北朝鮮国防相「韓米合同軍事演習は戦争演習騒動」

北朝鮮国防相「韓米合同軍事演習は戦争演習騒動」

Posted August. 12, 2025 08:45,   

Updated August. 12, 2025 08:45


北朝鮮は18日から始まる韓米合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(UFS)」について「挑発行為」「戦争演習騒動」などと規定し、「自衛権の次元で主権的権利を厳格に行使する」と明らかにした。

北朝鮮の努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相は11日、労働新聞に掲載された談話を通じて「米韓の挑発行為を強く糾弾し、それが招く否定的な結果について厳重に警告する」とし、「わが武装力は徹底的かつ断固たる対応態勢で米韓の戦争演習騒動に備える」と述べた。そして「実際の核戦争状況を仮想して行われる『乙支フリーダムシールド』は、わが国に対する直接的な軍事的挑発であるだけでなく、休戦状態にある朝鮮半島情勢の予測不可能性を増幅させ、地域情勢の不安定化を固定化する真の脅威だ」と主張した。

努氏の談話は、定例の韓米合同軍事演習であるUFSが18~28日に実施されると発表されたことを受け、北朝鮮が出した初の公式反応だ。統一部は努氏の談話について「軍事的脅威というよりは立場表明に重点を置いたものと見ており、表現の水準を調整し比較的抑制された語調を使用した」と指摘した。通常、北朝鮮は韓米合同軍事演習を「北侵戦争演習」「核戦争演習」などと規定してきたが、今年は「戦争演習騒動」と表現を和らげた。

一方、今年は国防部長官に相当する国防相名義で談話を発表し、例年に比べて格を高めた。北朝鮮は、昨年と2023年にそれぞれ外務省米国研究所名義の公報文と朝鮮中央通信の論評形式で、韓米合同軍事演習に反発する立場を示した。

韓国統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官は11日の定例会見で、「韓米合同軍事演習は戦争を抑止し平和を守るために毎年実施される防衛的訓練の性格であることを明確にする」とし、「韓国政府は今後も韓半島の平和協力を実現するための努力を冷静かつ一貫して推進していく」と述べた。


クォン・オヒョク記者 hyuk@donga.com