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「私みたいに何でもない者が…申し訳ない」 金建希氏が特検に出頭

「私みたいに何でもない者が…申し訳ない」 金建希氏が特検に出頭

Posted August. 07, 2025 08:31,   

Updated August. 07, 2025 08:31


尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏が、被疑者として6日、金建希特別検察官(閔中基特検)に出頭し、取り調べを受けた。前現職大統領夫人としては史上初めてフォトラインに立った金氏は同日午前、取調室に入る際、「私みたいに何でもない者が、心配をおかけして申し訳ない」と明らかにした。

同日午前9時32分ごろ、弁護士らと一緒に車に乗って、ソウル瑞草区(ソチョグ)のアクロビスタの自宅を出た金氏は、午前10時10分ごろ、特検事務所のあるソウル鍾路区(チョンノグ)のKT光化門(クァンファムン)ウェストビルに到着した。黒いスカートのスーツに黒いショートパンプス姿で車から降りた金氏は、ビルの2階に設けられたフォトラインに向かう間、固い表情で頭を下げたまま地面のみ見つめながら歩いた。

フォトラインに立った金氏は、「国民の皆さんに、私みたいに何でもない者がこのように心配をおかけして心より申し訳ない」とし、「捜査をきちんと受けてくる」と話した。金氏が捜査機関に出頭して取り調べを受けたのは、特検捜査の開始から35日ぶりのことだ。金氏は、「国民に向け話したいことがあるか」という質問に対し、「申し訳ない」と再度謝罪後、「ブランドのネックレスとカバンをなぜ受け取ったのか」「ドイツモータースの株価操作は、あらかじめ知っていたのか」等、他の質問には答えず、弁護士らと共に12階の取調室に向かった。

同日、特検は、ティータイムなど特別礼遇なしに午前10時23分頃、直ちに取り調べを始めた。特検は、ドイツモータースの株価操作、明太均(ミョン・テギュン)氏の無償世論調査の提供および公認介入、乾真(コンジン)法師の全成培(チョン・ソンベ)氏を通じた統一教への請託ロビー、高価なアクセサリーの財産申告漏れ疑惑の順で取り調べを進めた。金氏は、供述拒否権は行使せず、関連容疑を全面的に否定したという。金氏は、映像録画の取り調べには同意しなかった。同日の取り調べは、休憩時間を含め、計##時間##分にわたって行われた。

特検の内外からは、まだ金氏を相手に取り調べを行う容疑が多く残っているだけに、少なくとも1回以上金氏を呼んで取り調べを行うという観測が出ている。金建希特検法は計16件の捜査対象を規定しているが、まだ三扶(サンブ)土建の株価操作疑惑、楊平(ヤンピョン)高速道路特恵疑惑、執事ゲートなど、この日取り調べができなかった疑惑がさらに多く残っている。

特検は、金氏を少なくとももう一度呼んで取り調べを行った後、拘束令状を請求することを検討しているという。これに先立って、内乱特検が尹錫悦前大統領を2回呼んで取り調べた後、拘束令状を請求した前例を考慮すると、金建希特検も取り調べが相当行われたドイツモータースの株価操作事件と関連し、金氏に資本市場法違反容疑などをまず適用して拘束令状を請求後、他の容疑に対する捜査を継続するという観測が出ている。


チョ・スンヨン記者 ソン・ユグン記者 cho@donga.com