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スイカが3万3000ウォン、白菜が6000ウォンと 農産物に「猛暑インフレ」

スイカが3万3000ウォン、白菜が6000ウォンと 農産物に「猛暑インフレ」

Posted August. 04, 2025 08:57,   

Updated August. 04, 2025 08:57


今夏の記録的猛暑により、スイカ1個が3万3000ウォン、白菜1株が6000ウォンを超えるなど、農産物価格が高騰している。猛暑と豪雨が繰り返される異常気象のため、夏場の農産物の需給にさらに支障をきたす恐れがあるという懸念が出ている。猛暑が続き、電力需要も急増しており、先月の平均最大電力需要は、これまでの7月の中で最も高い水準へと高騰した。

3日、韓国農水産食品流通公社(AT)によると、今月1日基準でスイカ1個の平均小売価格は3万3337ウォンで、1年前に比べて17.6%上昇した。平年や1ヵ月前と比べても、それぞれ25.0%と33.7%上昇した。これは猛暑で生育が低迷しているうえ、夏場の需要増加が重なったためだ。

夏場の価格変動幅が大きい白菜は、1株の価格が6114ウォンまで上昇した。1年前に比べて11.2%上昇した数値だ。1ヵ月前に比べて68.0%高騰した。旬の果物である桃(白桃)の価格は、10個基準で、1年前比25.1%高の2万1133ウォンだった。

畜産物の中では、物価高で家庭料理の需要が増え、消費量が増えた卵の価格が上昇傾向を示している。先月下旬基準で、卵(特卵)30個の小売価格は平均6984ウォンで、1年前より7.9%上昇した。今月2日も、平均価格が1年前に比べて9.1%高の7349ウォンと集計された。

一方、続く猛暑により、先月の平均最大電力需要も、7月基準で過去最大値を更新した。電力取引所によると、先月の平均最大電力需要は85.0GW(ギガワット)で、前年同期比5.6%増えた。最大電力需要とは、一日の中で需要が最も多い時間帯の電力需要を意味する。

これは電力統計情報システムが統計を取り始めた1993年以降、7月基準では過去最大規模だ。先月8日は、午後6時の最大電力需要(95.7GW)がこれまでの7月の中で最高値を達成した。例年より早く見舞われた暑さのために、需要が増加したものと見られる。

政府は、今夏の最大電力需要が8月第2週の平日午後5~6時頃に94.1~97.8GWまで上がると見込んでいる。もし、最大電力需要が97.8GWまで上がれば、昨年8月20日に記録した過去最大記録(97.1GW)を更新することになる。

ただ、政府は、電力需要が予測値の上限まで上がっても、予備力が8.8GWで安定的供給が可能だと見ている。また、政府は、来月19日までを電力需給対策期間と定め、関連機関と総合状況室を運営するなど非常対応している。


世宗市=キム・スヨン記者 syeon@donga.com