
韓国女子柔道代表チームの「親友デュオ」キム・ハユン(25=78キロ超級)と許海実(ホ・ミミ、23=57キロ級)は、昨年のフランス・パリ五輪でそれぞれ個人戦銅メダルと銀メダルを獲得し、次世代スターとして注目を浴びた。二人は五輪後約1年ぶりに出場したFISUワールドユニバーシティゲームズでそろって金メダルに色を変え、韓国女子柔道の未来を照らした。
国際柔道連盟(IJF)世界ランキング3位のキム・ハユンは26日、ドイツ・エッセンで行われた2025年FISUワールドユニバーシティゲームズ(ドイツ・ラインルール)の女子子柔道最重量級(78キロ超級)決勝で日本の椋木美希(世界51位)を破り優勝した。キム・ハユンは試合終了1分54秒を残し、得意技の大内刈りを決めて「技あり」を奪い、その後の相手の攻撃を防ぎきり栄冠を手にした。
韓国女子柔道で最重量級は、キム・ハユンが現れるまでは長らく不毛地帯に近かった。2023年杭州アジア大会で韓国勢では同階級史上初の金メダルを獲得し、韓国柔道を「ノーゴールド」の危機から救った。パリ五輪では韓国女子選手として24年ぶりに最重量級メダリストとなり自信を得ると、先月のハンガリー・ブダペスト世界選手権では韓国女子選手として34年ぶりに最重量級金メダルを獲得。女子最重量級での世界選手権金メダルは1991年スペイン・バルセロナ大会の文祉允(ムン・ジユン、当時72キロ超級)以来初めてだった。
新たな歴史を切り開くキム・ハユンのそばには、頼もしい代表チームの仲間、許海実がいる。許海実は24日に行われた女子柔道57キロ級決勝で、ハンガリーのロザ・ギエルティアスを左背負い投げ「一本」で破り、大会2連覇を達成した。
パリ五輪の時も、許海実が先に銀メダルを獲得し、その後キム・ハユンが銅メダルを首にかけた。キム・ハユンは「許海実のエネルギーをもらえたことが力になった」と振り返り注目を集めた。当時、キム・ハユンは「許海実の部屋に行って『おめでとう。私にもメダルを見せて』と言ったら、許海実が触らせてくれた。エネルギーももらい、刺激にもなった」と語った。
許海実は独立運動家、許碩(ホ・ソク)さん(1857~1920)の5代目の子孫だ。韓国国籍の父と日本国籍の母の間に生まれたが、2023年に日本国籍を放棄し太極旗のマークを胸に付けた。4年前に亡くなった祖母の「海実が太極旗を付けて五輪に出てほしい」という遺言に応えるためだった。キム・ハユンは許海実が韓国代表チームに慣れるよう積極的に助けた。許海実は「ハユンさんと大会を一緒に回り、時間を過ごすことが多い。その中で韓国語能力もかなり伸びた」と言う。
許海実とキム・ハユンはパリ五輪混合団体戦でも他の代表チームの仲間と共に銅メダルを獲得。許海実はメダル獲得が決まった瞬間、キム・ハユンに駆けつけて抱き合い喜びを分かち合った。
今回のユニバーシティゲームズで韓国女子柔道は、キム・ハユンと許海実に加え、52キロ級のチャン・セユン(23)が金メダル、78キロ級のキム・ミンジュ(22)が銅メダルを獲得し、金3個、銅1個で過去最高の成績を残した。
男子柔道ではこの日、世界22位のキム・ジョンフン(24)が予想外の金メダルを手にした。キム・ジョンフンは、90キロ級決勝で世界3位のエルジャン・ハジエフ(アゼルバイジャン)と対戦し、試合開始37秒で大内刈りを決め「技あり」を奪うと、すぐに有効を追加して勝利を収めた。
ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com






